六花の勇者を観ました
今回はアニメの六花の勇者を観たのでその感想になります。
今回観た六花の勇者ですが、これもいつ登録したか覚えていないのですが、U-NEXTのマイリストに登録してあったので観てみました。
六花の勇者は所謂八犬伝タイプのファンタジー作品で運命の神に選ばれし6人の勇者が魔神討伐をするというお話しです。
このあらすじと実際に最初に観た感想はごく普通のファンタジーという印象でした。
正直最初の方は退屈な作品だなあと思って観てました。
これ全12話と短いけど結構観るの辛いなと感じて途中で観るのを止めようかと思いました。
ところがです・・・
ファンタジーミステリー?
中盤辺りで六人の勇者が集結するのですが、そこで勇者は6人のはずが何と7人集結して誰がニセの勇者だというミステリー展開になってからが俄然話が面白くなりドンドン話に引き込まれていきました。
そうなんです。
六花の勇者はただのファンタジーではなくミステリー作品でもあるのです。
ファンタジーでミステリー要素といってもどうせ直ぐに偽者判明してバトルになるんだろうと思われるかもしれないですが、六花の勇者が面白いのはミステリー部分の話がメインで謎解きが丁寧に作られているのです。
偽物だと疑いをかけられるのは主人公なのですが、主人公が1話毎にこいつは偽物ではないという感じで丁寧に可能性を潰していくのが中々本格ミステリーぽくて惹きつけられました。
丁寧過ぎて問題も
一つ一つ可能性を潰していく構成は面白いのですが、あまりにも丁寧過ぎて真相解明の前に「あいつが偽物か」と悟らせてしまうようなところがあり、偽物が判明した時に驚きがなく、「やっぱりね」という感じになってしまうのがちょっと残念でしたね。
ちょっとネタバレですが
最後に残るのが3人いて
1人は最初から主人公を偽物だと決めつけている人物。
2人目はそれまで主人公と結構絡みのある人物。
3人目はあまり目立たない人物。
と、こうなってしまうとトリック的な事は分からないですが、何となく予想できてしまったんですよね。
ただそこに至るまでは緊迫感があって本当に引き込まれていきます。
で六花の勇者ですがアニメ最終回で偽物が判明して、6人揃っていざ出陣となったところに更に最後の最後でもう1人勇者を名乗る人物が現れてアニメの方は終わるという。
また先が気になる終わり方をします。
でアニメの二期があるのかと調べるとアニメは一期しか作られておらず、やや消化不良。
しょうがないので、じゃあ禁断の手法でネットで結末検索しようとしたところ・・・
何と原作の方も2016年を最後に新刊発売がなく、何やら未完のまま終了という情報が・・・
正直めちゃくちゃハマったというわけではないので、このままアニメで続きが作られなくてもそこまでガッカリ感はないのですが、ちょっとでも気になってしまった作品が未完のままはちょっと残念ですね。