小説原作のアニメは原作も読んだ方が良い?
今回は小説が原作のアニメは原作小説を読ん方が良い?というお話です。
私はそこまで色々なアニメを観る程のアニメファンではないので、小説原作のアニメと言われてもそんなに思い浮かばないですが、小説原作のアニメを観て面白かったので、原作も読んでみたらさらに面白かったというのが続いたのでちょっと紹介しようかなと思います。
ジョーカー・ゲーム
まずはジョーカー・ゲームです。
ジョーカー・ゲームは短編ミステリースパイ小説です。著者は柳広司先生。
アニメは2016年に放映。
あらすじを簡単に説明しますと
昭和12年秋に陸軍中枢部の多数の反対意見を押しのけて、結城中佐のもとスパイ養成学校「D機関」が設立された。
訓練生たちは互いの素性を知らないまま様々な訓練を受け、優秀なスパイへと成長し、様々な国で諜報活動にあたる。
といった感じのミステリースパイ小説です。
スパイのお話なので相手の裏をかくような行動が多く、最終的にはそうだったのかという感じになるので最後まで気が抜けない面白さがあります。
私はアニメから先に入ったのですが、戦闘シーンや爆発シーンなどの絵的に派手なものは殆どなく(エピソードによっては多少あり)、スパイというとトムクルーズ演じる某スパイ映画のイメージがあったので最初の印象は「地味なアニメだなあ」という印象でした。
ところが回を重ねて観ていくと前述したように相手の裏をかく頭脳戦が繰り広げられ、それが実に面白かったです。
でアニメが面白かったので小説を読んでみると小説もめちゃくちゃ面白かったです。
ジョーカー・ゲームの場合、時代設定が昭和初期でその時の時代背景がアニメだと細かい説明がないまま話が進んでいくのですが、これが小説だと時代背景なども細かく説明してくれているので、アニメを観た時は良く分からなかった部分が小説を読む事でそうだったのかと改めて理解する事が出来ました。
他にも何でそうなったのかなどの過程やオチの部分も小説を読む事によってより理解出来るようになるので、小説を読んだ後、答え合わせ的な感じでもう一度アニメを見直せます。
もしアニメを視聴して原作小説未読の方は是非原作読んでもう一度アニメを観ていただきたいです。
ちなみにジョーカー・ゲームはKAT-TUNの亀梨くん主演で実写映画化もされていて、私にとっての初めてのジョーカー・ゲームはこの実写映画だったりします。
こちらはザ・ファブルと同じく名前こそ同じですが中身は完全に別物で、エンタメ要素が強くアクション映画としては面白いですが、原作読んだ後だと「これはジョーカー・ゲームじゃない」となります。
ようこそ実力至上主義の教室へ
次は現在第二期アニメが絶賛放映中の「よう実」です。
よう実も私はアニメから入りました。
しかも第一期のアニメを観たのは去年です。
最初は普通に面白いなあくらいの感じで観てたのですが、第一期アニメの最後のエピソードを観て評価が一変しました。
「何だコレはめちゃくちゃ面白い」と。
ただその時点では原作を読もうとは思わず、アニメの第二期待ちをしてました。
で最近になってアニメ第二期放映決定してから、アニメの第一期まで原作小説の巻が電子書籍ストアで値引きされて販売してたのでそれを期に全巻一気買いしました。
そして読み始めたら原作小説もめちゃくちゃ面白いとなりました。
よう実も基本的に頭脳戦が多く、伏線回収しての逆転劇のようなところが面白いのですが、アニメではその辺りの心理描写とかがどうしても絵やセリフで表現するしかないわけですが、これが原作小説を読むと実に丁寧に心理描写が書かれていて(特に主人公の綾小路)アニメでは描写しきれなかったところを補完してくれます。
そしてなんと言ってもよう実の原作小説がマジでめちゃくちゃ面白いです。
最初は「ラノベでしょう」みたいな感じで軽くみてましたが読み始めたらもうめちゃくちゃ面白くて読むのが止まらなくなりました。
アニメは端折られてるところや改変されているところもありますが、小説では中々伝わり辛いキャラクターの表情とか演出が良いのでアニメのメリットが存分に観られるのでアニメはアニメで面白いです。
こちらもアニメを観て面白いと思った方は是非原作小説も読んでください。
個人的な感想ですが、よう実はアニメよりも原作小説を読んだ方がより面白さが分かります。
カバーの絵とか抵抗ある方もいると思いますが、内容は本当に面白いです。
原作付きのアニメは原作のマンガや小説を後追いで読む方も多いと思います。
今回紹介した二作品は小説原作で原作を読む事によってアニメもより面白くなりますし、原作小説自体が抜群に面白いので未読の方は是非。