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久保さんは僕を許さないを観ました


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久保さんは僕を許さないを観ました

今回はアニメの久保さんは僕を許さないわ観たのでその感想になります。

私の中のラブコメブームはちょっと下火になりましたが、まだまだ消えてはいないのでラブコメ作品を観ようと探していたところに見つけたのが久保さんは僕を許さないでした。

最初観る前はヒロインの久保さんが影の薄い主人公の白石くんにちょっかいを出しているうちに好きになっていくという作品なのかと思って観始めました。

実際に間違ってはいないですが、そんな単純な作品でもないのでその辺のお話をしたいと思います。

ヒロインの久保さんが良いです

この作品の良かったところは何と言ってもヒロインの久保さんです。

先に述べた通り、私は最初ヒロインの久保さんは白石くんの事は特に好きというわけでもなく何となくちょっかいを出しているだけだと思って観ていたのですが、これが大間違いでした。

ちゃんと恋心があって白石くんの好みにあわせてくれるという、何ともピュアなヒロインでした。

最初のキッカケは卒業アルバムの集合写真にちゃんと写っているのに、休んでいたと思われて合成されたりしている白石くんに興味を持ったというのが回想で出てきますが、本編では最初から気になる異性として接しています。

それを表現するのにちゃんと久保さんの感情を描写しているのが良かったです。

この久保さんの白石くんに対する感情描写が中々キュンキュンさせてくれました。

2人だけの世界

この作品ですが正直なところ違和感を感じるところが結構ありました。

ちょっとその辺の話をしたいと思います。

まずは主人公の白石くんのキャラ設定。

先ほどちょっと書いた通り、卒業アルバムの集合写真で合成されたりとか授業に出席しているのに欠席扱いされそうになったりと相当に影が薄い主人公です。

他の作品でも影が薄い陰キャな主人公というのはいますが、ここまで存在しないのではというレベルのキャラは中々いないです。

私はおじさんになってこの作品を観たというのもありますし、エンタメ作品の設定に関してとやかく言う事はしませんが、これって観る人にとってはイジメぽい印象を受けのではと、観ていてちょっと思いした。

当の白石くんはその事を卑屈に思っていない感じなので素直に観ているとそうは感じないと思うのですが。

更に観ていて気になったのは、この影の超薄い白石くんの特性?を活かしての学園内での描写です。

むしろ私はこっちの方がめちゃくちゃ気になりました。

それはこの作品ですが結構学校内での描写が多いにも関わらず、学校内での描写は殆ど白石くんと久保さんの2人のやり取りのみという感じでした。

学園物のラブコメなら普通はお互いの友人とか出てきたりして(久保さんにはいますが)学校のイベントとかで皆んなで協力してみたいなのがあって仲良くなっていくみたいなのが定番だと思うのですが、少なくともアニメ内ではそういのは一切ないです。

若干一名ほど白石くんと絡むのエピソードはありましたが。

ある意味徹底しているといえばそうなんですけど。

そして更には久保さんと白石くんの学校内でのやり取りでも違和感を感じるのです。

久保さんが白石くんに対して教室内で良く話しかけて絡むのですが、それが結構カップルがやっていてもおかしくないような絡みを教室内なのにやってたりします。

それだけ大胆な事をやっているのに周りは一切絡まず、教室内なのに本当に2人だけの世界のように感じたりしました。

考え過ぎかもしれませんが、私はちょっとそういうところに違和感を感じてしまいました。

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久保さんは僕を許さないはヒロインの久保さんの白石くんに対するピュアな感情表現が実に初々しく感じる作品でした。