ぼっち・ざ・ろっく!を観ました
今回はアニメのぼっち・ざ・ろっく!を観たのでその感想です。
ぼっち・ざ・ろっくはアニメ放映時に評判になっていたのでタイトルは知っていていつか観ようと思っていた作品です。
ぼっち・ざ・ろっくは音楽アニメですが女性バンドものの音楽アニメというとけいおんを思い浮かべます。
けいおんはU-NEXTに入ってからですが私も観ましたが面白かったです。
ただ、けいおんはバンドものというよりも女子高生達の日常コメディ的な感じでバンド活動自体はおまけ的な感じでした。
ぼっち・ざ・ろっくも女性バンドものという事で最初はけいおんみたいなものを想像してましたが、けいおんとは一味違うバンドアニメでした。
簡単にぼっち・ざ・ろっくのあらすじをお話ししますと、主人公の後藤ひとり(ボッチ)ちゃんは極度の人見知りで、高校まで寂しいボッチ生活を送ってました。
中学生のある時、父と一緒に観ていたTV番組をキッカケにギターを始めます。
しかし極度の人見知りという事もあり、結局中学時代はバンドを組むことも出来ずに卒業します。その一方で動画投稿サイトにギター動画を投稿する活動をしており、徐々に頭角を表します。
そんなボッチちゃんが高校入学するもやはり学校では友達ができずにいましたが、ある日ギターを持って公園で佇んでいたところ、ある事情でギタリストを探していたドラマーの虹花に半強制的にライブハウスに連れて行かれライブをすることに・・・
というあらすじです。
ボッチあるある
主人公は極度の人見知りでコミュ障ぎみのひとりちゃん。(バンドメンバーのベース担当のりょうにボッチちゃんというあだ名をつけられる)
ボッチ・ザ・ロックはそんなボッチちゃんのバンド生活と成長を描いている作品です。
作中ではこのボッチちゃんの所謂一人ボッチあるある的なネタが分断に出てきます。
私もボッチちゃん程ではないですが、高校時代とかは人の会話の輪に入っていくのが苦手だったり、社会科見学なんかでの現地集合の時は友達誘って一緒に行くとかも出来なかったので、一人で行って途中出来れば誰にも合わずに現地に着きたいと思ってたりしたものです。
なのでこのボッチネタに共感する部分が結構あったりしました。
けいおんが明るい女子高生の日常コメディで「陽」とするなら、ぼっち・ざ・ろっくの一人ボッチあるあるネタは「陰」という感じでしょうか。
更にけいおんと一味違うのは、ぼっち・ざ・ろっくはかなり本格的バンドものという雰囲気があって、ただのギャグアニメではないところが良かったです。
最高の第8話
ぼっち・ざ・ろっくは最初から楽しく観てたのですが、第8話を観てからは更にこの作品にドップリハマっていきました。
この第8話は凄いです。
それまでもボッチちゃんの成長する姿を描いていましたが、この第8話で更に一皮剥けた感じの成長を見せてくれます。
それまでは自分の為バンドの為という身近な人の為に頑張っているという感じでしたが、この第8話では更に自分を応援してくれる人の為にという描写がされます。
簡単に第8話の話に触れますと、ボッチちゃんが所属するバンド「結束バンド」がライブをする事になりますが、当日は台風が直撃するとい生憎の天気に見舞われます。
台風のせいでライブのチケットを買った人達の殆どが来れなくなる中で、ボッチちゃんが路上ライブをして頑張って売った女の子二人が台風の中見に来てくれます。
いざライブが始まってもお客さんは少なく、自分達の演奏もまだまだで周りのお客さんも盛り上がない事にバンドメンバーは落ち込み気味になります。
しかしボッチちゃんは折角台風の中来てくれた二人の為、また自分達がこんな程度終わるのは嫌だという気持ちが強く表れ覚醒するのです。
このボッチちゃんの覚醒シーンは何ともカッコ良くて爽快感があり、演奏が終わった後は物凄くスカッとした気分にさせてくれます。
このシーンはボッチちゃんの精神的な成長だけでなく、それまでボッチちゃんは人見知りのせいもあってバンドメンバー含め周りの人達も演奏はイマイチだと思われていた中での本領発揮だったので周りの人達の反応含めて、スカッとさせてくれます。
この第8話はこのライブシーンがクライマックスではあるのですが、さらこの第8話が凄いのは物語の最後にボッチちゃんに最初に声を掛けたドラムの虹夏ちゃんから実に上手くタイトル回収されるのです。
私はこの第8話を観て本当に凄いと思いましたし、ここからぼっち・ざ・ろっくの世界に更にハマっていきました。
ぼっち・ざ・ろっくは原作はマンガでこちらは未読ですが、アニメを見終わった後読みたいと思いましたし、音楽ものなのでアニメでも第二期を早く観たいと思わせてくれる作品でした。