最終回が最高だった少年マンガランキング
今回は最終回が最高だった少年マンガランキングというネット記事を読んでの感想です。
最終回が最高だった少年マンガランキングという記事がありました。
まずはザックリランキングを紹介します。
1位 タッチ
2位 鋼の錬金術師
3位 スラムダンク
6位 あしたのジョー
7位 ハイキュー
8位 ラフ
などなど
ランキングはまだ続きますが、とりあえずここまで。
何をもって最高なのかというのは難しいところで、人によって感じる事も様々あると思うので、ランキングについては特に文句はありません。
一応、この第8位までのマンガは私も全部最終回を知っているので、私が感じた感想と私がパッと思い浮かべた最終回の良かったマンガのお話をしたいと思います。
その前に否定ではないですが、最終回というと本当に最後の回という感じだと思いますが、意外と最終回よりもその前までで本筋は完結していて、最終回はまとめで終わってるものが結構あると思うので、最終回だけでなく最終エピソードを含めての方がしっくり来るのでその前提でお話します。
それとネタバレ満載です。
まずは1位のタッチです。
私はナインの記事で書きましたが、あだち充先生作品が大好きです。
作者読みでいったら間違いなく一番多く作品を読んでいる先生です。
そんなあだち充先生作品で世間的に一番有名なのがタッチかなと思います。
そんなタッチの最終回ですが、主人公の達也が南に愛の告白をして、その後はエピローグ的な話で登場人物達の近況の紹介のような話があって最後に達也の部屋に置いてある甲子園優勝の盾が出て終わりだったと思います。
(手元に本がないので記憶で書いているので違ったらすいません)
甲子園での試合は一切描かずに最後に「実は優勝してました」みたいな感じで、試合など盛り上がるところは描かずにそっと終わらせるところがいかにもあだち充先生らしいですね。
最初読んだ時は中学生くらいだったと思うのですが、正直、甲子園での試合を描いてもらいたかったなあとは思いました。
ある程度大人になって読んだ時は、まあ洒落た終わり方であだち充先生らしいなあと。
読んだ歳で感じ方が変わったのを覚えています。
続いて2位は鋼の錬金術師です。
鋼の錬金術師は最終回は勿論なんですが、物語の最初から最終回までのエピソード全てが素晴らしいです。
とにかく最初から最後まで無駄がないという感じで、最初の方のエピソードを最後でしっかり回収したり、最後まで引きずったりと全てが繋がっている感じが本当に見事です。
しかも荒川先生の信念だと思うのですが、最後まで守るべき一線(等価交換の法則)を超えないところが良いですね。
ハガレンの最終回は気持ちが温まるそんな感じの最終回でした。
そして3位のスラムダンク。
スラムダンクに関しては当時ジャンプ本誌で読んだ時に正直「これで終わり?」という感じはありました。
当時は物足りなさを感じましたが、後になって「山王戦よりも凄い試合は確かに描くの難しいよな」と思うようになりましたし、長期連載による飽きなんかも考えると、逆にここで終わらせてくれて良かったと思うようになりました。
特にスラムダンクのようなスポ根もので、中学や高校の一年生が主人公で三年生達に魅力的なキャラがいたりすると、その三年生がいなくなった後の寂しさやその後の小粒感は否めないですから。
後になると本当にここで終わって良かったと思う最終回でした。
鬼滅の刃はアニメ派の方も多いと思うので何も言いません。
暗殺教室は中高生の子達は号泣したのではないでしょうか。
ちなみにウチの奥さんは暗殺教室激推しです。
第6位はあしたのジョーです。
あしたのジョーは本当に最高だと思います。
小学生の時に最後の真っ白に燃え尽きたジョーのラストシーンをみて「これは死んだのか?どうなのか?」と思ったのを思い出します。
しかしその後、ジョーが大好きだった私は小学生ながらに「これは死んでない」と自分に言い聞かせました。
作中、ジョーが林屋のノリちゃんに言い放った、真っ白に燃え尽きたいというのが、ラストシーンに繋がった見事な最終回だと思います。
あしたのジョーは本当に奇跡のような作品だと思います。
第7位はハイキューです。
ハイキューは以前も書きましたが、個人的に近年読んだマンガの中ではNo. 1に好きなマンガです。
単行本は全45巻と長いですが、面白いので中弛みせずに突っ走って一気に読めます。
最終回に関してもハイキューメンバーの未来を予感させる終わり方で、晴れ晴れとした気持ちで読み終える事が出来て凄く好きです。
第8位はラフです。
これはビックリですね。
先程も言いましたが私はあだち充先生が好きですが、その中でもラフが1番好きな作品です。
なのでランクインしている事は嬉しいのですが、ラフはあだち充先生作品の中ではどちらかというと一般知名度が低そうな感じなので(実写映画化されてますが)まさか入るとはという驚きが強いです。
そんなラフの最終回もタッチ同様あだち充先生らしい終わり方で、1番盛り上がるだろうレースシーンを描かずに、さらに最後の告白もかなり変化球的な告白で終わります。
あだち充先生のどの作品の最終回を読んでも、あだち充先生はスポーツマンガが描きたいのではなく、スポーツをしている少年少女の恋愛(ラブコメ)を描きたいのだというのが良く分かります。
とりあえず8位までの私の感想は以上でございます。
それでは最後に個人的に印象に残っている最終回の作品を紹介します。
まずはがんばれ元気ですね。
最後の試合が終わった後のあしたのジョーとは違った、主人公・元気の目的をやり遂げた感じと、最後におじいちゃん、おばあちゃんの元に帰って行くシーンは印象深いですね。(ちょっと芦川先生は寂しいですが)
後はうしおととらですかね。
最後のとらの絵とセリフはグッときます。
後は少年マンガではないですが、寄生獣はまとめ方が本当に上手いと思いましたね。
以上です。
皆さんにもそれぞれに最終回が最高だと思うマンガがあると思います。
最終回が最高なマンガは大体が名作ですよね。
終わり方が良い作品は印象に残りやすいですからね。
最終回はほんと重要ですよね。