けいおん!を観てみました

今回はアニメのけいおん!を観てみましたのでその感想です。

ロボットアニメ以外の時は毎回言っている気がしますが、今回もけいおんの前知識とか一切なく観ました。当然原作も未読です。

前知識なく、とりあえず有名でタイトル聞いた事あるし、京都アニメーションだしという感じでチョイスして観ました。

観る前は軽音部の女の子がバンド組んでバンド活動に青春を捧げるみたいな作品だと思ってました。（完全に間違ってる訳ではないですが）

なのでちょっと戸惑いましたが。

では私のけいおんの感想を。

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何も考えずに気軽に楽しめる

とにかく最初は本格的バンドアニメだと思って観ていました。

で主人公の唯が何も知らない初心者だから、最初は助走的な感じなのかと思って暫く大人しく観ていたのですが・・・

何かあんまり音楽の話にならないし。

まあこれはまだギターすら買ってないからねと。

そしたらギター買うために皆んなでバイトを始めたり・・

まあこれもバンドの結束を固めるために必要なエピソードだよね・・

そしていざギターを買う時ですが・・・

結局、唯が欲しいギターを買うにはお金が足りない、そしたら何か仲間の一人のムギが社長の娘さんだからみたいな話で安くしてもらって買えてしまうという何か軽い感じのノリ。

私は実際にこの辺りのギターを買うエピソードの軽さで「このアニメはこういうノリのアニメなのか」と思い始めました。

そっからは楽でしたね。

そういうアニメだと思って観だすと、殆ど練習風景のないメンバー達の日常会話が楽しくなってきました。

バンドものの話で良くある「音楽性の違いによる対立」とか女子なのに「恋愛の話」とか一切ありません。（女子校という事もありますが、男子の話は全くなし）

だからこそ彼女達の日常風景がお気軽に観れて楽しく、第一期に関しては一クール12話（本編）ということもあり、あっという間に観れました。

いゃーここまでお気軽に楽しく観れるアニメは中々ないと思いました。

面白かったけどお気軽感が減った第二期

そして第二期です。

第二期も面白かったのですが、第一期に比べて若干お気軽感が減ったなあと感じました。

まずボケ役の二人（唯と律）のボケがちょっとしつこいなぁと感じる事がちょっとありました。

これは第二期がニクールと話が長く描ける事と登場人物が増えた事も影響しているからなのかなと。

更に後輩の梓を唯がイジって絡む事が多くなった事も影響しているのかな。

第一期は唯の天然ボケが癒しでしたが、第二期はそんな事もあって、唯にはあまり癒やしを感じなかったです。

その代わり第一期では割と空気な感じだったムギが、第二期ではお嬢様的ほんわかボケを結構出してくれたので、第二期はムギが私の癒しでした。

さらに第二期では意味のある話が多くなったと感じました。

これもニクールで話を長く描ける事と卒業という終わりに向かって話が進んでいくので、これは致し方ないところでしょうか。

なので第二期では「このイベントの時は彼女たちはこういう心境や目的で行動している」感が強く出ているので、これは視聴者を感動させようとしている感じとかが伝わってきて、しっかりと観ないといけない感が強かったです。

これは第一期をしっかり観てないとかではなく、第一期ほどお気軽に観れなくなったという感じですね。

ふと気になるところ

私はこの年齢になって観たので第一期も第二期も基本的には楽しく観れましたが、ふと気になる事もあるにはあります。

それは例えば真剣にバンド活動をしている人達や進路や受験で悩んでいる人達はけいおんを観てどう感じるのかというのはちょっと気になったりはしました。

例えばBECKというハロルド作石先生の名作バンドマンガがありますが、BECKではギターを取り返すにも命懸けだったり、イギリスのフェスに参加するにも紆余曲折バンド解散の危機があったりと苦難の連続でしたが、けいおんではギター買うのも値引きしてもらえるし、イギリスでも卒業旅行で来たはずが何か特別参加で演奏できるしで、物凄い軽いです。

けいおんはそういう話じゃないと言われれはその通りなんですが、この違いって。

受験にしてもそうです。

軽音部の4人は大学も同じところを受験して4人とも合格して、卒業後も一緒です。

全員が同じような学力ならまあそれでも納得出来ますが、作中では唯と律はどちらかというと勉強出来ない感じのエピソードがあったり、成績優秀な澪は推薦を蹴って同じ大学を目指したりと、進路であれこれ悩んでいる人達からしたらやっぱり軽い感じがするのではないでしょうか。

ほんとそういう話しじゃないからと言われるとそれまでですが、気になる人はいるのでないかなと。