スペースコブラを観ました
今回はアニメのスペースコブラを観たのでその感想になります。
コブラに関しては週刊少年ジャンプ連載当時は単行本も買ってましたし、アニメ第1作のスペースコブラも大好きで観てました。
今回は追悼という事でもないですが、ふとスペースコブラを観たくなったので観たという次第です。
では久々に観たコブラの感想です。
コブラはカッコ良い
今回改めて観ると主人公のコブラは現在の私が好きになるようなキャラクターの理想像だというのを感じました。
そんなコブラの私がカッコ良いと思うところのお話からしたいと思います。
サイコガンがカッコ良い
コブラの代名詞といえば左手に仕込まれているサイコガンです。
このサイコガンが当時小学生だった私にはとてつもなくカッコ良い武器に思えました。
(今でも1番カッコ良い武器だと思ってます)
まず身体の一部に仕込まれて普段は隠されていて、いざという時に左手からサイコガンを撃つという、それだけでもカッコ良いのですが、更には大体サイコガンを撃つと周りのキャラが「サイコガン!」みたいな驚きのリアクションを取るのが、観ていて凄い気持ち良いという感覚になります。
(ある種水戸黄門の印籠のような)
そもそも名前自体が「サイコガン」ってめちゃくちゃカッコ良い響きの名前ですよね。
子供心に「普段の左手の指はどういう仕組みで動かしてるんだ」と思ったりしましたが、そんな事は些細な事でマジでサイコガン欲しいと思いましたもん。
コブラのキャラが良い
コブラの魅力はサイコガンだけでなく、本人の性格なども実に魅力的です。
普段は三枚目的でおちゃらけている感じに見せていますが、実は不死身の男コブラみたいな感じで、何か今流行りの能力隠し系キャラの走りのような感じですね。
ただコブラはそれだけでなく、大人の余裕というか、どんな時でもユーモアを忘れない余裕があるのが良いですね。
またね野沢那智さんの声もピッタリなんですよね。
おちゃらけている時の声のトーンとキメる時の声を見事に使い分けていてほんとハマり役だと思います。
先に言いましたが改めて観ると、私が好きになるようなキャラの元はコブラからきてるのかと本当に感じましたね。
寺沢武一先生作品の魅力
コブラ含めてですが寺沢先生の作品はどれも時代を先取りしているような雰囲気があり、さらに様々な部分で寺沢先生のセンスが光っているように感じます。
コブラでいうと前述した通りサイコガンという武器だったり、敵のクリスタルボーイの体の構造だったり、後はラグボールという劇中に出てくるスポーツのルールと見せ方は本当に凄いなあと思います。
またコブラ以外でも現在のネット社会になる前から描かれていた作品でゴクウというのがあり、主人公ゴクウの全世界全てのコンピューターにアクセス可能な左目だったり、すべてのものがコンピューターにリンクされた世界観なんかはかなり時代を先取りしています。
(このゴクウもかなり好きな作品だったりします)
寺沢武一先生はこのように時代を先取りするような作品とそれをいかにカッコ良く魅せるかというセンスが本当に素晴らしかった漫画家先生でした。