機動戦士ガンダム00を観直しました
今回は機動戦士ガンダム00のお話です。
ガンダム00はリアルタイムではないですが、これまでに1〜2回観ています。
最初に観た時に思ったのはカッコ良いキャラがカッコつけてるガンダムだという印象でした。
第一印象はガンダムWに近いかなと。
率直な感想としては最初は本当にどのキャラも普通じゃないカッコつけているような感じや「ガンダムマイスター」・「戦術予報士」という呼称が割と鼻について何かイマイチ世界観に入り込めなかったです。(今でも戦術予報士という呼び名は納得してませんが)
最初はそんな感じで観ていましたが、その中にあって唯一私の心を掴んだのはロックオンでした。
ロックオン・ストラトス
一癖も二癖もあるガンダム00キャラの中にあって、唯一と言っていい自然体な感じでしかも社交的で本当に兄貴分的キャラでした。
正直なところファーストシーズンに関してはロックオンがいたからこそ最後まで観れたといっても過言ではないです。
それなのにです・・・
ファーストシーズンの最後の方はかなり衝撃を受けました・・・
「嘘だろ」と声に出ましたね・・・
まさかこの歳になってアニメのキャラに関してここまでショック受けるとは・・
しかも何か無駄にカッコ良いし・・・
ハロの「ロックオン」という声がいつまでも頭に残りました。
そしてそんな気持ちでセカンドシーズンを観始めるわけですが・・・
キャラの成長著しいセカンドシーズン
最初はやはり何か気持ちがのらなかったですね。いくらロックオンに顔がソックリなライルが出てきても本人も言ってましたが「兄貴じゃない」ですから。
それでも観ているとセカンドシーズンでは主人公の刹那が良い方向に成長しているのが良かったですね。
劇場版最後には人ですらなくなりましたが。
セカンドシーズンはキャラクター達のファーストシーズンからの成長振りが良かったですね。
主人公・刹那を筆頭にティエリア、アレルヤのガンダムマイスター達。他にもフェルトなど良い成長をしてました。
若い世代のキャラは軒並み成長しているのですが、一方でアダルトキャラ達の変貌が対比的な感じで面白かったですね。
スメラギさんにグラハムエイカー(ミスターブシドー)、カタギリさん。
スメラギさんは立ち直りますが、敵である二人は最後まで何か可哀想な感じがありました。
ファーストシーズンではあれだけカッコ良い大人を演じていたのに。
悪い奴はやっぱり悪い
ガンダム00の個人的に評価するところは悪い奴が悪いまま制裁されるところが良いですね。
個人的ガンダム00の二大悪のアリー・アル・サーシェスとネーナ・トリニティ。
この二人がしっかり最後まで悪い奴で悪い奴のままちゃんとこの二人に対して仇を討つべき人が決着つけているのが良かったです。
良くある最初悪い奴だったのが最後はちょっと改心して良い奴になるという展開にしなくて本当に良かったと思っています。
そういう展開全てが嫌いではないですが、話によっては無理やり登場キャラに納得させてる感があったりで、見てる方にとっては「それで良いの?」と置いてけぼりを喰らう事がありますから。
その点ガンダム00は潔ぎよくて個人的にはスッキリさせてくれました。
沙慈とルイス
個人的にセカンドシーズンで一番感情移入した二人です。
沙慈とルイスの二人は正直ファーストシーズンの時は可哀想だとは思いましたが、そこまで感情移入はしなかったです。
むしろこの二人のエピソードいるかな?と思っていたくらいのキャラでした。
ところがです
セカンドシーズンではこの二人が大化けして物語に絡んできて個人的にはかなり好きになったキャラの二人でした。
特にルイスに関しては復讐心にかられている精神的不安定キャラなので、闇落ちして不幸な結末になると思っていたのですが。
ある意味死ぬよりも、生き残って自分の犯した罪と向き合う事になる方が辛いのかもしれないですが、個人的には沙慈とルイスの二人はこういった終わり方にしてくれて良かったと思っています。
機動戦士ガンダム00はSEED以降のTVシリーズの中では初見から割と好意的に観れたガンダムシリーズでした。
改めて観直してもやっぱりロックオンはカッコ良いっす。
何度観てもファーストシーズン23話は泣けます。
ガンダム00はキャラクターの魅力もさることながら、個人的にはセカンドシーズンは話もかなり入り込めるくらい面白いので好きなガンダムシリーズの一つですね。