マクロス7
今回紹介するのはマクロス7です。
マクロスシリーズですが初代マクロスとマクロスプラス以外はあまり観た事がなかったです。
マクロス7は私の地域では日曜の昼頃に放映していた記憶があり、家にいる時に稀にチラッと観た記憶がある程度です。
観る度に男のパイロットがバルキリーの中で歌を歌っていたので、そのシーンだけがやたらと記憶に残ってました。
で今回通して全て観てみました。
スーパーロボットアニメみたいなマクロス
全て観て思ったのは、「何かマクロスぽくないなぁ」というのと「何かスーパロボット系アニメぽいなぁ」という感想です。
マクロスシリーズというと分類的にはリアルロボットアニメに分類されると思いますが、マクロス7は設定とか話の作り的にはどちかというとスーパーロボットアニメぽいと思いました。
敵は異星人でも人型じゃない
初代マクロスも敵はゼントラーディという異星人でしたが、見た目はほぼ地球人と変わらぬ人型で唯一巨人というところが地球人と違うところでした。
ところがマクロス7ではプロトデビルンと呼ばれる異星人で、しかも中には人型ではなく異形の生物までいました。
更にはメカだけが敵機として出るだけだなく、かつてのスーパーロボットアニメに出てくるよう巨大生物まで出てきます。
バルキリーに口がついてる
マクロス7ではバサラはバルキリーに乗っても戦闘をせずに歌によって戦闘を止めようとするので、その設定からなのかバルキリーに口がついてます。
その辺りもちょっとリアルロボットというよりも、かつてのスーパーロボットのような造形になっています。
他にも各話の展開の仕方もスーパーロボット系アニメを思わせるような、戦闘が始まるとお決まりのようにバサラが出撃して歌を歌うというパターンになってます。
戦わない主人公・熱気バサラ
先程ちょっと触れた通り、バサラはバルキリーには乗りますが敵と戦いません。
基本的にはミサイルなど撃たずに自分の歌をただひたすら歌って敵を弱体化させていきます。
そんなバサラですがカッコ良いです。
性格は自由奔放。規則や命令を嫌い、人から歌うように命じられても自分の歌いたいときにしか歌わないという、一見すると面倒くさい奴です。
しかしその辺は本当に徹底していて、観てる分には芯が強く実にカッコ良く見えます。
またマクロスというと恋愛関係の話がつきもので、マクロス7でも当然のように恋愛話はあります。
バサラは主人公ですから当然複数の女性から好意を寄せられているシーンはありますが、バサラ自身がそれらの女性を異性として意識しているような場面はなく、本当に歌バカといったキャラなのも良いです。
これは初代マクロスの主人公・一条輝よりも遥かにカッコ良いです。
流石、NHKで放送された全マクロス大投票でキャラクター部門で2位に選ばれただけあります。
マクロス7ですが、もし私がリアルタイムで観ていたらここまで好きになっていたかは分からないです。
マクロスなのにちょっとスーパーロボットチックでお話もコメディタッチな話が多く、さらに主人公が戦わないとなると、若い時だったらマクロスの続編として観ていたら受け入れられなかったかもしれないです。
この歳になって一から通して観たからバサラもカッコ良いと思いましたし、マクロス7はこれはこれでアリだと思えたのかなと思います。