機動戦士Zガンダムを観ました
今回はアニメのZガンダムを観たのでその感想になります。
遂にZガンダムまで来てしまいました。
Zガンダムに関しては後追いでも再放送でもなく、リアルタイムで最初から観ていたので結構思い入れがあります。
そんなZガンダムですが凄く好きな作品なのですが、気になるところも多々あるのでその辺のお話をしたいと思います。
難しい・・・
Zガンダムですが最初観た時は正直良く分からないで観てました。
良く分からないというのは組織や人間関係・勢力図です。
中学1年くらいだったと思いますが、純粋にガンダムの続編だと思って観始めたら
何か登場人物はブライトとシャアらしき人物以外は全く新しい人物ですし、「エウーゴ?」「ティターンズ?」って何?って感じで「連邦軍とジオンじゃないの?」と思ってました。
ロボットアニメの続編ってZまでは一応は永井豪先生作品がありましたが、割と分かりやすく前作の流れを汲んでいるものしか知らなかったので、このZガンダムの続編でありながら前作からの繋がりをあまり説明せずに、作中で時折空白の時に何があってこうなったのかを触れていく作品に中学1年という子供だったというのもあり結構頭混乱しながら観ていました。
ヤバイキャラ カミーユとカツ
ZZの記事でビーチャとモンドが好きじゃないという話をしましたが、Zガンダムでもカミーユとカツは結構ヤバいキャラだと思って観てました。
まずは主人公のカミーユ。
かなりキレやすいヤバい性格してます。
物語最初で名前をバカにされただけでいきなり軍人であるジェリドを殴る。
釈放されると決まった途端に尋問されたMPを殴る。
挙句にはシャアという身分を隠しているクワトロ大尉に対して「そんな大人修正してやる」で殴る。「これが若さか」・・・
ヤバくないですか。
更にカミーユのヤバさは、自分は直ぐに暴力を振るっていたクセにウォンリーさんにボコボコにされた時に「暴力はいけない」って・・・お前が言うか。
そんなカミーユですが、一応は成長を見せてくれるので個人的には嫌いではないんですけどね。むしろ好きなキャラです。
そしてZガンダムのもう1人のヤバいキャラ、カツ。
カミーユよりもむしろカツの方が気になるキャラでした。
かなり身勝手で後先考えないような行動が多くカミーユですら彼の行動に振り回されるという。
そしてカツの最もヤバさが出ていたのは、ハマーンとシロッコが戦っているところに無謀にも攻撃を仕掛け、そこに好意を抱いていたサラがシロッコを庇って死んでしまうというのがありました。
それだけでもハマーンとシロッコの一騎打ちにシャシャリ出る事事態ヤバいのですが、その後ハマーンに対して「サラの仇だ」と言い放ちます・・・
「イヤイヤ、やったのお前だろ」とツッコまずにいられない事を言っています。
そして最後はエマさんの退避命令を無視してGディフェンサーのコクピットブロック単体でハンブラビ隊と交戦、バカにしたような行動から前方不注意で隕石に激突し瀕死になってヤザンに落とされるという・・・
何ともまあ最後までやってくれたなあという死に方でした。
何でこうなったニュータイプ表現
宇宙世紀ガンダムといえばニュータイプというのは欠かせない要素だと思います。
小学生の時にファーストガンダムを観て「ニュータイプって強い」と純粋に思ったものです。
そんかニュータイプ表現ですが、ファーストガンダムでは敵の動きを先読みしたり、攻撃を交わしたりといった分かりやすくて尚且つ強さを感じさせる単純な表現でした。
ところがです
Zガンダム、ZZになってくると表現がインフレ化していきました。
いくらバイオセンサーという得体の知れない装置が搭載された機体とはいえちょっとやり過ぎな感じがしました。
個人的には最初の方の大気圏突入で
シロッコ搭乗のメッサーラがMK2に照準を合わせた瞬間にMK2が照準外に逃げて、シロッコに「マイナーチェンジのくせに」と言わせるというシンプル演出が好きだったので、後半のまるでダンバインのハイパー化を思わせるような演出はちょっとなあと思ってしまいました。
まだビーム兵器の威力を増大させたり、大きなプレッシャーを与えるくらいまでは許せますが、死者の魂を呼び寄せて力を借りるって・・・
もうニュータイプではなく霊能力者じゃないかと思ってしまいましたね。
アムロの扱い
最初は主人公がカミーユに変わった事によってもうアムロは出てこないのかなと思って観ていたのですが、結構序盤でアムロが顔見せ程度ですが出てきた時にはちょっと興奮したのを覚えています。
アムロ出るのか?
その後、カミーユ達が地球に降下すると、にわかにアムロも動き出し「これは来る」と思って観ていました。
そして第14話「アムロ再び」で遂にアムロがカミーユそしてシャアであるクワトロ大尉と接触。
この回はかなり興奮しましたね。
で、遂にアムロがモビルスーツに乗って戦うと思って次週を楽しみにしていたら・・
モビルスーツに乗るのを怖がっているアムロを観せられるとは・・
これでかなりガッカリしたのですが、次週の
第16話「白い闇を抜けて」でやっと来ました。
本当に忘れられない回です。
個人的に今でもZガンダムのエピソードの中で1番好きなエピソードです。
この回の何が良いといいますと
アムロがモビルスーツで戦うというのは勿論なんですが、他にも現主人公のカミーユとのパイロットとしての格の違いを見せてくれるのが一番のポイントです。
カミーユでは目視出来ない敵の位置を教えたり、ドダイに乗った状態ですれ違いざまにハイザックのランドセルだけを切って戦闘不能にして、またそれを見たカミーユが同じようにマネしようとするもコクピットまで破壊してしまうという対比をみせてくれます。
この回を観てやっぱりアムロは凄いと思わせてくれました。
その後は何かイマイチでしたけどね。
劇場版のZガンダム
劇場版Zガンダムですが公開される事が決定された時は「嘘だろ」と思いました。
嬉しいというより「何で今更」みたいな感覚でした。
それでも好きな作品の劇場版という事もあり三部作全て劇場に観に行きました。
率直な感想は出来れば全て新作作画で観たかったというのと、三部作でも物足りないという印象でした。
そしてまあ衝撃のラストですね。
「カミーユが無事だ」・・・
これはかなりの衝撃でした。
多分ファンの間でも賛否両論あるんだろうなと観た瞬間思いました。
個人的にはこのラストもアリだなと思いました。
ただそれと同時にZZとか逆襲のシャアに繋がらないけどとも思いましたが。
TV版のZガンダムのラストを観た時私は中学生でしたが、かなりショックを受けました。
「主人公があんな風になって良いの?」とマジで思いました。ある意味主人公が死ぬ展開よりもショックでした。
更には続編のZZを観ると完全にカミーユがおかしくなっていて、よりショックを受けたのを覚えています。
そういう気持ちがあったので劇場版のハッピーエンドと思えるラストは個人的にはアリなのです。
久々にZガンダムを通しで観しましたが、思い入れが強いというのもありますが、ZZと違ってかなり全話集中して観ちゃいました。
やっぱりZガンダムは面白いです。