地獄楽
今回紹介するのはマンガの地獄楽です。
地獄楽は作者は加来ゆうじ先生。少年ジャンププラスに連載されていました。
2023年4月からはアニメ化されて現在放映中です。
なのでちょうど今アニメから見始めたという方も多いのではないでしょうか。
マンガのほうは既に連載は終了していて完結しています。
簡単にあらすじを
主人公の画眉丸は、かつて最強の忍びとして畏れられていましたが、死罪人として囚われの身になっています。
そんな中、打ち首執行人である佐切から極楽浄土と噂される島から不老不死の仙薬を持ち帰れば無罪放免になると告げられます。
その島は上陸した者は帰ってこず、唯一帰ってきた人は花人間のようなかたちで帰ってくるという怪しく危険な島。
しかし画眉丸は戦い以外の事を教えてくれた愛する妻にもう一度会うために仙薬探しの道を選びます。
仙薬探しの面々は画眉丸だけでなく、無罪放免を求める他の死罪人やそれに同行する打ち首執行人達で、その怪しげな謎の島で仙薬を巡る戦いが行われる。
といった感じです。
ジャンプマンガらしさとヤンマガっぽいところも
地獄楽はバトルマンガなのですが、バトルマンガでも直球のバトルマンガです。
戦略や戦術によってドンデン返しがある、能力バトルではなく、己の肉体と剣技で化け物たちを倒していくという本当に分かりやすい強さのバトルマンガです。
地獄楽はジャンプマンガですから友情・努力・勝利という部分はしっかり押さえてはいるものの、ジャンプマンガでは珍しく、(ちょい)エロ・グロ・バイオレンスといったヤングマガジン的な要素も入っていたりします。
特に作中に登場する化け物達は、彼岸島に出てきそうな造形の化け物だったり、ベルセルクの使徒を思わせるような化け物が出てきます。
絵的な表現は割とグロさが出ているので苦手な人は苦手かも。
最大の魅力はキャラクター
個人的に地獄楽の最大の魅力はキャラクターだと思います。
主役の二人、画眉丸と佐切は勿論のこと、他の死罪人、執行人も実に魅力的です。
特に地獄楽の特徴としてはキャラクター個々でも魅力的なんですが、死罪人と執行人の2人一組のバディとしてより魅力が増しているというのがあります。
コンビとしてただの友情関係というだけでなく、それぞれのコンビに様々な関係が築かれているのが良かったです。
そんな感じでどのキャラクター、コンビも本当に魅力があって好きになるので、最後の方は読んでいて「誰も死なずに無事にみんなで脱出してくれ」と思わずにはいられなかったです。
さらに死罪人の方は無罪放免になるのは一人だけなので「最後どうなるの?」という期待と不安が入り混じった気持ちになりました。
地獄楽は現在絶賛アニメ放映中なので、アニメ派の方は是非アニメで、アニメで興味を持って兎に角先を知りたいという方はマンガで。
マンガの方は先に言った通り既に完結済みで全13巻とお手頃な巻数なので一気読みしたい方には特にオススメです。