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寄生獣


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寄生獣

今回紹介するのはマンガの寄生獣です。

作者は岩明均先生、月刊アフタヌーンで連載されていました。

今回寄生獣を紹介しようと思ったのは、現在絶賛アニメ放映中のチェンソーマンが個人的にですが、何か寄生獣に似てるなぁと思う事があったので、この機会に寄生獣を紹介しようかなと思った次第です。

この寄生獣ですが、私の好きなマンガベスト5には確実に入るのではないかというくらいの作品です。

実際にランク付けなんかした事はないので、パッと思い付く限りではという感じですが。

衝撃的過ぎた

寄生獣を初めて読んだのは大学生の時で、バイトの友達が寄生獣を読んでいて単行本をちょっと読ましてもらったところ、衝撃受けて(色々な意味で)ソッコーでその時点で出てる単行本を全部買いました。(3巻くらいだったかと)

前提として私はホラーマンガはあまりすすんでは読まないです。

そんな私が1巻の1番最初のお話のラストシーンでの人の顔がパカっと開いて人を食べるシーンで何だこれはと衝撃受けて取りつかれました。

そして何と言っても学校での大量虐殺シーンですね。

このエピソードはただ描写がグロいというだけでなく、精神的怖さも感じました。

同じようなグロ描写だと北斗の拳何かもグロいですが、北斗の拳では怖さは感じませんでした。

一方でデビルマン寄生獣は物凄い怖さを感じました。

これは北斗の拳で無惨に殺されるのが敵であり、デビルマン寄生獣では主人公のガールフレンドや知り合いだったり、同じ学校に通う生徒だったりと身近な人だというのが大きいです。

寄生獣を読んだのは大学の頃でしたが、それでもこのシーンは結構怖さを感じましたね。これが主人公と同じく高校生の時だったらもっとトラウマになってたかも。

他にも寄生獣では浦上という人間ですが殺人鬼が出てきて、パラサイト(寄生されてる人)が食事として人を食べているシーンと同じように人をバラバラにしているシーンが出てくるのですが、この絵は不快でした。

同じような絵でも人間が快楽の為に犯している殺人風景だとこうも違うのかと思いました。

無駄のない展開とキレイにまとまった最終回

寄生獣の話の進め方はとにかく無駄がないという印象です。

一つ一つのエピソードがバラバラに展開されている感じがなく、主人公の日々過ごしている日常に事件が起きて話が進んでいく感じが強いです。

それによって本当に無駄な話がなく、全てのエピソードに意味があるように感じます。

さらに寄生獣は一応はバトルマンガの要素も含んでいるのですが、強さのインフレが起きてないのも無駄のない話の進め方に見えるのかもしれません。

主人公の新一はある事から普通の人よりも運動能力などが格段に上がりますが、基本は人なので決して無敵感はないです。

一方のパラサイト側も一体を除いて戦闘に特化したような化け物ではなく、人の皮を被ったただの人を食べる化け物です。(人を食べる時点で普通ではないですが)

さらにパラサイトは繁殖能力もありません。

なので某ゾンビや吸血鬼のように咬まれたりして、人がパラサイトになる事もないですし、表向き人間なので人間の性行為をする事も出来ますが、産まれてくる子供は普通の人間です。

つまりパラサイトの個体数は基本的には増えないので、「世界はパラサイトだらけになりました」みたいな世紀末的な感じにもなりません。

強さや敵の数がインフレしないので、話がドンドン大きくなる事がないのも無駄な話がないように感じる要因でもあります。

そして最終回。

最終回に関しては人によって賛否あるかもしれません。

「パラサイトは何なのか」とか「何の目的で生まれたのか」とか「残ったパラサイトはどうなったのか」などの明確な解決がされていません。

人によっては「小じんまりとまとまったなあ」という感想を持つ人もいると思います。

私もハッキリ言うと気になるところはあります。

気にはなりますが、怖さもありそれでいて感動するうまくまとまった最終回を読むとそんな事を忘れさせてくれます。

個人的にかなり好きな最終回です。

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私が寄生獣を評価してしまうのは、最初から最後まで読む勢いを止めさせない展開と上手くまとめてくれた最終回とトータルして完成度が高い作品だと思っているからです。

もしこの名作を読んでいない方がいたら是非読んでみてください。

ただしグロ描写に耐性ある方に限りますが。

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