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僕だけがいない街


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僕だけがいない街

今回紹介するのはマンガの僕だけがいない街です。

僕だけがいない街は作者は三部けい先生、ヤングエースに連載されてました。

簡単にあらすじから

僕だけがいない街の主人公・藤原悟はリバイバルという自分の意思とは関係なく、直後に起きる事件事故などの原因が取り除かれるまで何度もその直前にタイムリープするという特殊能力を持っています。

悟は母親を何者かに殺されて自分が容疑者として追われることになり、その事件をリバイバルで阻止しようと強く念じたところ、何と自分の小学生時代にタイムリープしてしまうというお話しです。

丁寧に作られたタイムリープもの

昨今の流行りというほどではないかもしれないですが、タイムリープものが多いという印象で、私もマンガアニメ問わず幾つか知っていますが、その中でも僕だけがいない街は丁寧に作られている印象です。

そう感じるのは、最終的な目的は母親の殺害阻止な訳ですが、母親が殺害されるのは過去の事件のせいからだというのが分かり、大雑把に行動するのではなくキッカケとなる事件を一つ一つ潰していく感じで話が進んでいくからです。

さらにタイムリープする先が自分の小学生時代で意識だけがタイムリープして身体はちゃんと小学生のままというのも考えられている感じがします。

ミステリーぽいけど

僕だけがいない街は殺人事件の阻止が大きな目的なので、当然の如く犯人は誰だというのが話の焦点になっています。

ただ読んでいると、ミステリーマンガのように犯人を探すというよりも、事件を阻止するという点に重きが置かれている感じがします。

これは某マンガの名探偵のように「見た目は子供、頭脳は大人」ですが、見た目は子供で探偵ではなく普通の小学生ですから、探偵のような事をしても小学生のしている事では説得力がないので、「犯人探し」ではなく「事件阻止」の方向にしているのは個人的にはかなり良かったと思います。

そういうところでも僕だけがいない街は何が出来て何が出来ないかをしっかりと区別して描いていると感じました。

やっぱり先が気になるマンガ

ミステリー要素は薄いといってもサスペンスとしての見せ方は抜群に上手いので、読んでいると次はどんな展開になるか気になります。

特に終盤のまさかの展開の後は「これどうなるの」と本当に心配になりました。

僕だけがいない街タイムリープものとして主人公がただ都合のいい展開や終り方にしていないので、「こんなの都合良すぎるだろう」という感じがありません。

タイムリープの能力は、あくまでも事件解決のキッカケとしてしか使っておらず、しっかりと主人公の行動によって解決していくという丁寧な作りなので読んでいて納得のいく展開なのが良かったです。