ようこそ実力至上主義の教室へ 0巻を読んでみた
今回はようこそ実力至上主義の教室への0巻を読んでみたのでその感想です。
「ようこそ実力至上主義の教室へ」は衣笠彰梧先生のライトノベル作品で、アニメ化もされています。
私はアニメから入ったのですが、その後原作のラノベを読んでどハマりしてしまいました。
アニメから入ったくちなんですが、正直アニメの方は最初はそれほどハマる感じはなかったのですが、アニメ一期の最後のエピソードを観て「これは面白い」となって、その後に原作のラノベを読んだらハマってしまいました。
アニメも良いですが「よう実」は原作が相当に面白いです。
正直読む前はラノベだし若者向けだから、そこまでではないだろうなと思っていたら、まさかおじさんがハマるとはという感じです。
そして「よう実」の0巻とは小説単体では一般には販売しておらず、アニメ第2期のDVD・Blu-rayの第1巻に初回特典で同梱されていた特典小説なのです。
私も最初は円盤の特典という事で、正直そこまで読みたいと思っていなかったのですが、発売されてからのネットの評判を見るとかなりの高評価で「この内容を特典じゃ原作読むのに影響あるだろう」みたいな感想が多かったので、発売後にやむ無く買った次第です。
予約特典ではなく、初回限定版という事なので発売して直ぐの店舗にある在庫には付いていたので良かったです。
それでは実際に0巻読んでの感想です。
0巻の大まかな中身は主人公・綾小路清隆の父親の人物像とホワイトルームに関する話と主人公・清隆の出生に関して、ホワイトルームでの生活に関する話が大きな中身になっています。
まずですがこの0巻を読まなくても本編の方で話が良く分からなくなるという事は今のところないと思います。
ただ0巻を読んでおくと本編で何気なく触れられている事の意味や、その裏側が良く分かるようになりますし、本編読んでいるだけでは感じなかった事が感じるようになり印象が変わるのは間違いないです。
この0巻ですが、単体で書籍化の予定は今のところないようなので、ちょっと中身に関して簡単に説明したいと思います。
もしこれから読む予定がある方はここから先は読まないでください。
綾小路の父親に関して
元政治家であり、かつて政界NO2の大物政治家・直江の懐刀的立場だった。
ホワイトルームも直江からの指示で、対抗勢力の作った高度育成高等学校に対抗するために作った。
しかしホワイトルーム立ち上げから数年後に直江からホワイトルーム閉鎖を言い渡され反発し、政治の世界から一旦身を引く事に。
今も政治家復帰を目指して這い上がる為にホワイトルームを利用しようと画策している。
月城について
月城はホワイトルーム関係者ではなく、何でも屋的な人物。
ホワイトルームに関して
清隆が入った四期生のカリキュラムは1番高難度のカリキュラムで、管轄している科学者達も残るのは無理だと思われている程のカリキュラム。
清隆以外の四期生
雪
清隆に対して特別な感情を抱いていた女の子。
脱落した後、更生施設に入院していて、清隆に会いたいという本人の希望から、ホワイトルーム稼働停止後に、清隆は父親に連れられ面会に行くが、冷たく突き放されて面会終了してしまいます。妹がいるらしい。
志郎
清隆に次ぐ四期生NO2の実力者。
四期生で清隆の他に残っていた唯一の子で、外の世界が見たいと自らの意志で脱落する。
格闘技においては清隆が学習するまではトップの成績。
綾小路清隆に関して
母親はホステス
ホワイトルームの運営資金集めの為の説得力を持たせる為に自分の子供を入れようと考え、一時的に結婚して清隆を産ませる。
清隆という名前は母親が入れ込んでいたホストの名前から。
学習能力が異常
どんな課題も最初は今一つの成績でも繰り返し行う事で学習していき最終的には圧倒的な成績をおさめる。
格闘能力が異常
同じホワイトルーム生相手にやはり最初は負けたりするが学習した後は負けなし。
その後、大人複数人を相手にしてなぎ倒す。
こんな感じでしょうか。
どうでしょうか。
これだけの情報でも本編での様々な事の印象が変わるのではないでしょうか。
考察ではないですが、読んで私が思った事を書くと
本編の方でも徐々にそうではないかという話が出てきてますが、清隆が高育に入学したのは父親の全く知らなかった事ではなく、むしろ意図的に入学させたのがほぼ間違いないのではという事。
そして退学させる気はなく、むしろ清隆の実力を試している感がある事。
さらに本編読んでいると清隆は確かに化物じみていますが、他にもかなりの能力を持っている人物もいるので、状況や戦い方によっては清隆も負けないまでも苦戦しそうな感じはありそうでしたが、ホワイトルームでの話や同じホワイトルーム生でも清隆と天沢達ではカリキュラムのレベルが段違いという事からも、どんなに能力が高くても普通の教育を受けてきた他の生徒では、高育での学習経験を積んで本気を出した清隆にはとても勝てるとは思えないと感じました。
今後本編の方でも0巻に出てきた事が触れられていくだろうと思いますが(既にチラッと出てますが)どういう展開になっていくかは全く想像出来ません。
まだまだ色々と楽しめそうです。