キン肉マン
今回紹介するのはマンガのキン肉マンです。
キン肉マンは週刊少年ジャンプに連載されていた作品で作者はゆでたまご先生です。
キン肉マンは今更私が紹介せずとも超有名作品なので紹介というよりも思い出話がメインになりますかね。(王位争奪戦までの話になります)
キン肉マンとの出会い
キン肉マンとの出会いですが、確か小学生時代に行っていた床屋さんで単行本が置いてあったのを読んだのが最初だったと思います。
小学何年生の時か忘れましたが、その時読んだ単行本は「悪魔超人編」でキン肉マン対バッファローマンの試合だったと思います。
当然その前の話とかは読んでないですし、まだジャンプを買う前だったのでキン肉マン自体知らなかったので最初読んだ時は「何だこれは」という衝撃を受けたのを覚えてます。
そもそもキン肉マンが人間ではなく超人という設定も知らなかったので、「この2人は何だ?人間なのか?」と疑問に思ったのを今でも覚えてます。
ちなみにこの床屋さん、キン肉マンだけでなく、キャプテン翼もここで初めて読みました。
その後キン肉マンの単行本を集めている友達がいたので借りて読んでめちゃくちゃ面白かったのでその後自分でも単行本を買いました。
分かりやすくてカッコ良かった
キン肉マンですが小学生の私にとってはとにかく分かりやすかったです。
現在の複雑な設定と伏線が張り巡らされたマンガと違って、とにかく分かりやすく、その場その場で1番盛り上がるような話の展開が当時小学3〜4年だった私には面白くてしょうがなかったです。
大人だと荒唐無稽過ぎてと思ってしまうかもしれませんが、当時の小学生達にはそこが良かったんだと思います。
それと超人達の見た目と技がカッコ良かったです。(例外もありますが)
とにかく人間とは違う造形の超人達がカッコ良く見えましたし、使う必殺技も何かカッコ良く見えました。中には実在するプロレス技もありますが、使う超人と技によっては何か凄いという感じが伝わってきました。
例えばタワーブリッジなんて普通に実在するプロレス技のアルゼンチンバックブリーカーなのにロビンマスクが使っているというのと名前がタワーブリッジとするだけで物凄い特別感が出てました。
他にも主役のキン肉マンも正直最初の超人オリンピックは運良く勝てた感じで強さを感じませんでしたが、その後プリンス・カメハメによって四十八の殺人技を教えてもってからはキン肉マンの強さに説得力が出ましたし「四十八の殺人技の一つ」とか言われるとカッコ良いと素直に思いましたね。
分かりやすい故に
キン肉マンですが小学生時代は兎に角面白くて単行本も買ってましたし、アニメ化されてからも毎週日曜日の朝は楽しみにして観てました。さらには当時大流行していたキン肉マン消しゴム通称キン消しも当時の小学生の例に漏れず集めてました。
それぐらい大好きだったのに年齢が上がるにつれて離れていくのを感じた作品でもありました。
これは前述した分かりやすいというところの弊害かもしれないですが、分かりやすいが故に大きくなるにつれて物足りなさを感じてきたのかもしれません。
もちろんそれだけでなく話自体がマンネリ化してたというのもあるかもしれないです。
さらに私自身のキン肉マン体験が小学生から中学生という年齢だったというのも大きいと思います。
これは小学校低学年くらいの時に「ゲームセンターあらし」や「プラモ狂四郎」が大好きだったのに年齢が上がるにつれていつの間にか興味を無くして読まなくなったのと同じ感覚かなと思います。(なのでこの2作品最終回知らないです)
さらに中学生になると皆んなちょっと色気づいてカッコつけるようになってくるので、キン肉マンのようなちょっと子供ぽいものに距離を置くような感じになり、堂々とキン肉マンが好きと言うのが恥ずかしくなってきました。
それでもまだ私は頑張ってた方かなと思います。
一応中学生になってもキン消し買う為にキン消しのガチャポン回してましたから。ただやっぱりキン消しガチャやってるのを同級生に見られると恥ずかしいなあという気持ちはありましたね。
具体的にどの辺からちょっと離れていったかというと王位争奪戦編から何か離れていった記憶があります。
タッグ編の途中まではウォーズマンやロビンマスクのマスクが狩られたりで毎週どうなるのかドキドキワクワクしてジャンプ買うのが待ち遠しかったのですが、何か決勝戦が進むにつれて何となく熱が冷めていき、王位争奪戦に入ってからは読んではいましたが、熱がすっかり冷めてしまったという感覚がありました。
悲運の超人テリーマン
最後にキン肉マンファンなら分かってくれると思いますがテリーマンについてのお話しです。
テリーマンですが正義超人の中でも主役のキン肉マンとタッグを組むくらいで立ち位置的にはナンバー2くらいの立ち位置のはずなのですが何故か人気が今一つでした。
キン肉マンを守る為に足を撃たれて義足になったり、超人オリンピックでは新幹線アタックで子犬を助ける為に失格になったり、アシュラマンには腕を取られたり、スターエンブレムを取られたり、マッスルスパークの特訓で技を受けて負傷して試合に出られなかったりと、活躍エピソードは多数あるのにもかかわらずです。
ただ人気がないのはやむを得ないかなと思います。あくまでも当時の私の印象です。
見た目普通
まず見た目ですが、イケメンという設定なのだと思いますが小学生達にとっては見た目普通の人にしか見えないです。
他の超人達は人というよりもヒーローもののような見た目でカッコ良いのに。
技が地味
テリーマンですが使う技がとにかく地味です。
例えばキン肉マンのキン肉バスターやウォーズマンのパロスペシャル、ロビンマスクのロビンスペシャルなどオリジナルでカッコ良い技も多いです。
一方テリーマンはというと、カーフブランディング、スピニングトーホールド、テキサスクローバーホールド.・・・現実のプロレス技で名前もそのまま。
ナックルパート、テリーパンチ・・・ただのパンチじゃ・・・
何か子供からしたらパッとしないというか派手さがない感じです。
他にも現実のプロレス技とかを使うキャラもいるのですが、例えば前述したロビンマスクのタワーブリッジですがアルゼンチンバックブリーカーという現実のプロレス技です。
そしてブロッケンJrの必殺技・ベルリンの赤い雨、これはただの手刀です。(見た目)
ただこれらの技は現実のプロレス技であるにも関わらず名前がいかにも必殺技という感じのカッコ良い名前になっていて特別感がでています。
テリーマンの使う現実のプロレス技ももう少し何か特別な技感を出す為にカッコ良い技名にして欲しかったなあと思います。
このように子供の時は地味な印象しかなかったテリーマンですが大人になってキン肉マンの話になるとテリーマンの話題になる事は多いです。
新幹線アタックの話とかは必ずといっていいほど話題になりますし、その他のエピソードとかを踏まえて、結果「テリーマンはいい奴だ」という話に落ち着きます。
キン肉マンですが、大分前ですが大人になってから文庫版が発売されて改めて買いなおして読んだら子供の頃とは違った感覚で読めて面白かったです。
連載当時、熱が冷めてしまってあまり内容の記憶がない王位争奪戦も大人になって読んだら楽しめました。