のんびりゲーム

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EVE burst error R


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EVE burst error R

今回紹介するのはEVE burst error Rです。※Vita版

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EVE burst error Rは2人の主人公の視点からシナリオ進めていくマルチサイトシステムを採用したアドベンチャーゲームです。

まさかの発売

イブバーストエラーですが元は18禁のPCゲームです。

その後アダルト表現を抑えて家庭用ゲーム機のセガサターンに移植されヒットしました。

それ以降も移植・リメイクされたりして様々なゲーム機でEVEを冠するゲームが発売されています。

私も最初のWindows移植版でプレイしたので面白い事は知ってましたし、結構好きな作品です。

ただ私が好きなのは元の18禁版・セガサターン準拠の絵とシナリオのEVE burst errorなので他の移植・リメイク作品は絵の好みも合わなかったのでプレイしてません。

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リメイク作品はどれもあまり評判も良くなかったようなので、もうEVE burst errorをプレイする事はないかなと思っていたら、まさかのキャラクターデザインが原作ベースの移植版が発売され評判も良かったので購入しました。

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快適に遊びやすくなった

EVE burst error Rは昔ながらのコマンド選択式アドベンチャーです。

昔ながらのコマンド選択式アドベンチャーあるあるですが、あまり意味のない選択肢も選択しないとフラグが立たず新たな展開にならなかったり、次に行く場所がよく分からず迷子になって無駄に場所移動しないといけなかったりというのがあります。

EVE burst error Rも元は古いゲームなので、そういう所がありますが、今回の移植版ではヒント機能があり、ある程度そういった無駄が省けるようになってます。

例えばフラグが立った後に「移動コマンド」を選択すると次に移動すべき場所が点滅するようになるので、移動で迷子になる事がありません。

逆にフラグが立ってないと移動コマンドを選択しても点滅しないので、まだその場面でやる事があるというのが分かります。

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当時プレイしていて、このフラグが立ったかどうかと無駄な移動が結構面倒だと思っていたのでこれは本当にありがたい機能です。

さらにEVE burst error Rはマルチサイトシステムを採用してますがサイトチェンジのタイミングまでお知らせしてくれるようになりました。

サイトチェンジのタイミングは話が進まなくなるので分かりますが、それでも普通にプレイしていると一応全ての場所に行ってコマンド試して何か新しい展開になるか確認する作業はある程度必要になるので、サイトチェンジのタイミングが直ぐ分かるのもありがたいです。

時が経っても色褪せないシナリオ

EVE burst error Rの面白さは何と言ってもマルチサイトシステムを上手く活用したシナリオにあると思います。

2人の主人公の話がまったく別の事件から始まって少しずつ絡みあっていきながら最終的に一つの話に収束していく様は本当に素晴らしいです。

これが途中まではまったく絡みもなく最後だけ一緒に解決とかならここまで絶賛しませんが、EVE burst error Rでは所々で、お互いのシナリオ上でもう一方のシナリオで起きた事が関係してきたり、2人の主人公も最初はちょっと出てきて名前を知っているくらいの関係だったのが、徐々に互いのシナリオで「こいつは何者?」みたいな感じで重要人物になっていく様が本当にうまく表現されています。

そしてマルチサイトシステムを本当に上手く活用しているシーンがハッキングのシーンでザッピングしながらハッキングする様子はかなり緊張感を漂わせます。

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EVE burst error Rはシナリオは勿論ですがキャラクターも魅力があるので、お互いのシナリオでもう一方の主人公についての話が出ると、何か嬉しくなりますし、早くもっと絡ませてあげたいと思わせてくれます。

 EVE burst error Rは元が古いアダルトゲームなので、今作でもその名残ともいえるちょっとアダルトな絵の描写はありますし、テキストでも下ネタがあったり結構しつこいくらいの繰り返しギャグがあったりしますが、シナリオは抜群に面白いので、その辺気にならない方は是非プレイしてみてください。