四月は君の嘘を観ました
今回はアニメの四月は君の嘘を観たのでその感想です。
四月は君の嘘ですが、いつもの如くU-NEXTのマイリストに入っていました。
私は基本的にネットやYouTubeなどで勧められているアニメを取り敢えずU-NEXTで検索してあったら片っ端からマイリストに追加しているのですが、四月は君の嘘も多分何処かで勧められてたからマイリストに入れていたのだと思いますが、どういう作品でとかそういう記憶が全くなかったです。
なので本当に内容を知らずにただU-NEXTの作品紹介だけ読んで何気なく視聴し始めました。
この作品はヤバいと直感
タイトルと作品紹介から「まあ恋愛もの(ラブコメ)かな」程度で観始めたのですが、これがとんでもない作品でした。
そんな感じで細かい内容は全く知らずに「やっぱり恋愛ものか」という感じで観ていたのですが、数話観たところで何やら不穏な描写があり「これって悲しくなる話じゃね」と直感しました。
悲しい話・感動する話が嫌いではないですが、泣ける話を観るのは、覚悟して観てないと精神的に疲れるので、正直この時点で視聴止めようかなと思ってしまいました。
ですがそれまでの内容が面白かったのでここは覚悟を決めて観る事にしました。
恋愛だけてなく少年マンガ的要素もあり
四月は君の嘘の原作は新川直司先生で月刊少年マガジンに連載されていたという事で内容は恋愛だけでなく少年マンガのヒーローもの的な要素もあるのが良かったです。
ここで簡単にあらすじを紹介しますと
主人公の有馬公生(14歳)はかつて天才ピアニストとして名を馳せてましたが、母親が亡くなった事によってピアノの音が聞こえなくなりピアノが弾けなくなってしまいます。
そんな公生が個性的で自由なヴァイオリニストの同級生の宮園かをりとの出会いをキッカケに再びピアノを始めるというお話です。
音楽ものというジャンルでかつての天才が復活していくという描写は少年マンガ的な成長物語やヒーローものスポーツものにある復活劇に通じるものがあり、ただの青春恋愛ものじゃないのが面白いです。
私のような少年マンガのスポ根ものが好きな人もハマる面白さでした。
登場人物全員良い人
この作品を観て感じたのは登場人物達が全員良い人だというのを感じました。
こういった学園ものだと一人や二人は憎まれ役的な人がいそうなものですが、四月は君の嘘ではそういった嫌な役どころの人物はいません。
例えば公生の幼馴染であり一応公生の恋のライバル的立場にある渡くん。
恋のライバル的立場なので嫌味なキャラまではいかなくとも、空気の読めないようなキャラなのかと思いきや、公生やかをりの気持ちに気付いていながらもそんな素ぶりはみせずにさり気無く協力してくれるような良いキャラです。
更には公生のもう一人の幼馴染の女の子の椿と付き合って別れる事になる斉藤先輩。
この斉藤先輩、椿の本当の恋心を気づかせるためだけの当て馬的キャラなのですが、この先輩が本当に良い人でした。これは後輩の女子は皆憧れるはずだわ。
悲しいけど何処か笑顔になる爽やかな終わり方
四月は君の嘘ですが、最初に直感した通り終わりは悲しくなり泣けてしまいます。
ですが四月は君の嘘の私が最も印象に残ったのはその最後の終わり方でした。
恐らく最後まで観た人の殆どの方は最終回を観て泣くと思います。
そんな泣ける最終回ではありますが、その終わり方は悲しいけど何処か笑顔になってしまうような爽やかさすら感じる終わり方でした。
それは最後に椿が公生に言い放った言葉と二人の表情がとても印象的だったからです。
このラストシーンを観た瞬間、私はそれを言われた作中の公生と同じ表情になりました。
悲しいけど何処か笑顔という。
このラストシーンは本当に良いですね。
四月は君の嘘は途中の話しも最高に面白かったですし、何と言ってもラストシーンが個人的には凄く印象的で観て良かったと思える素晴らしい作品でした。
個人的に近年色々なアニメを観始めた中でもトップにくるくらいの作品です。