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魔法少女まどかマギカを観てみた


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魔法少女まどかマギカを観てみた

今回はアニメの魔法少女まどかマギカを観たのでその感想です。

まどかマギですが今更ながら観てみました。

色々なところからこれは凄いという話だけは聞いてましたが、絵的にもジャンル的にまあ私は観ないだろうなと思っていましたが、U-NEXTに入会した事とアニメの話数が全12話と短かったので、「じゃあ観てみようか」という事で観てみました。

観終わった最初の感想は「確かにこれゃ凄いな」という感想でした。

そんな魔法少女まどかマギカの感想を。

魔法少女まどかマギカ 観るならU-NEXT

魔法少女もののタブーを描いている

普通、魔法少女ものというと、中学生くらいの少女達が魔法の力で変身して、日常で起こった事件を解決して、仲間達と和気あいあいといった感じのお話が普通なのかなと思うのですが、まどかマギカではそんな事件を解決するには裏でこんな事があるんだよみたいなものを見せつけてきます。

正に魔法少女もののにおけるザンボット3のような感じです。

例えば

まどかマギカでは魔法少女になって、敵である魔女と戦います。

魔法少女になって敵と戦うというのは他の変身少女アニメでもあると思いますが、だいたいは変身したら不思議な力で敵を倒してという感じで、特に何で戦えるのかという説明はありません。(それが魔法の力だから)

ところがまどかマギカでは、敵との戦闘で攻撃されても何で痛みを感じないのかとか、魔法少女の本当の正体みたいな説明をされます。

この辺の話を聞くと、多分幼い子供達は魔法少女に絶対に憧れなくなると思います。

また普通の魔法少女ものに出てくるマスコットキャラのようなかわいい見た目のキュゥべえというキャラがいるのですが、こいつがまたとんでもない奴なんです。

普通マスコットキャラは主人公達を手助けするような存在だと思うのですが、キュゥべえはそんな可愛らしいキャラではないのです。

まどかマギカでは魔法少女になる契約をする際にどんな願いも一つ叶えてあげるというのがあるのですが、これが悪魔の囁きともいうべきものなのです。

とにかく魔法少女を増やしたいキュゥべえはこの願いを叶えるというのを殺し文句にして少女達を誘ってくるのです。

何かこれを観てるとキュゥべえが悪徳企業のデメリットを一切言わずに勧誘をする悪徳社員にみえてきます。

まどかマギカでは一応敵という存在はいるのですが、その敵が悪という感じはせず、唯一劇中で悪だと思えるのはこのキュゥべえだけです。

悲劇な魔法少女

まどかマギカに登場する魔法少女達は皆悲劇的です。

最初の魔法少女として登場するマミさん

主人公よりも先輩でベテラン魔法少女としと登場するわけですが、物語開始早々の第3話で衝撃的な事が起こり退場します。

この第3話から物語が加速していき魔法少女になるというのは、こういう事を覚悟しておかなければいけないというのを登場人物だけでなく、視聴者にも理解させる役割を担わされました。

主人公まどかの同級生で親友のさやか

さやかは、バイオリン奏者で事故によって指が動かなくなってしまった幼馴染の怪我を治してもらうという願いを叶えてもらう事によって魔法少女になります。

当然、幼馴染に恋心を抱いていましたが、魔法少女になった後に普通の人間ではなくなった事を知らされたり、同級生で親友の子と幼馴染との三角関係に直面した事によって自暴自棄になって最後には闇堕ちしてしまいます。

劇中において主人公まどかはどちらかというと自分から動かない為、このさやかが物語を動かしていきます。

さやかは魔法少女の秘密や世界観を理解してもうような役割になっています。

最初は悪役のように登場する杏子

最初は悪役のような立ち回りだった為に「何だこいつ」といった感じなのですが、最終的には闇落ちしたさやかを何とかしようとする良いやつになっていくのですが、最後は・・・

謎の転校生ほむら

最初は謎が多い登場で暫くは何の説明もなく、時折助けてくれるキャラでしたが、徐々に過去が分かっていきます。

とにかく主人公まどかを絶対に魔法少女にしたくないという信念を持った子です。

登場人物の中でこの子が1番過酷な運命を辿っています。

主人公?まどか

タイトルなどで主人公はまどかというのは分かると思うのですが、何とこのまどかですが、最終盤まで・・・

私は特に前知識入れずに観ていたのですが、「おいおいいつになったら・・」と思って観てました。

多分リアルタイムで観てた人も皆思ったのではないでしょうか。

で最後はやはり寂しい結末を迎えるのでした。

こんな感じで魔法少女全員悲劇のヒロインなんです。

さらに魔法少女達全員が完全無欠の魔法少女ではなく、中学生の女子らしく様々な悩みを抱えている感じで人間臭い弱さを持っているので、キャラクターに感情移入する人が多かったのではないでしょうか。

そしてそんな人間的な弱さを持った魔法少女達に対して実に理路整然と無感情に正論かますキュゥべえ

この対比があるからこそキュゥべえにイラッと来るんですよね。

最後にこのどんでもなくダークな物語にピッタリとハマっているのが、Kalafinaが歌うエンディングテーマの「Magia」です。

梶浦由記さんの壮大な曲調と彼女達のパワフルなボーカルが素晴らしく、さらにまどかマギカの世界観にも本当にハマっている感じで素晴らしいです。

魔法少女まどかマギカ。凄いという噂だけ聞いていましたが、私は絵柄やジャンル的にまあ観ないだろうなあと思ってました。

しかしまあ折角なので最初数話観て観てみようと思って、観始めたら最後まで一気に観てしまいました。

正直好きかどうかでいうとそこまで好きではないのですが(話がダーク過ぎですし、ハッピーエンドの話が好きなので)確かに「これは凄い」と思わせる作品でした。

一つ注意していただきたいのは小さいお子さんとは決して観ないでください。

多分トラウマになって二度と魔法少女に憧れる事はなくなります。