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宇宙戦士バルディオス


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宇宙戦士バルディオス

今回紹介するのはアニメの宇宙戦士バルディオスです。

宇宙戦士バルディオスは1980年に放映されたロボットアニメで後に劇場版も公開された作品です。

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最終回が凄いという噂を聞いて

バルディオスですが、私はリアルタイムでは存在は知ってましたが全く観ていなかったです。

その後も特に興味を惹かれる事もなく数十年が過ぎました。

それがネットが普及してスパロボでも参戦したりして、にわかに「バルディオスの最終回はトンデモナイ」という噂を良く聞くようになりました。

それでも興味は湧きましたがDVDを買ったり、借りてまで観ようというところまでにはいかなかったですが、現在は実に便利なU-NEXTに入会しているので、この機会にという事でバルディオスを観てみました。

確かにこれはトンデモナイ作品だった

そして見始めた訳ですが色々凄い作品でした。

まずこれは子供向けロボットアニメじゃないなぁというのが最初の印象です。

ネタバレ含みます。

主人公のマリンはS-1星という惑星の出身なのですが、S-1星は放射能汚染が酷い星で地下都市でしか生活出来ないような星でした。

その状況を科学の力で何とかしようとする科学者グループとS-1星を脱して他の惑星を侵略して移住しようとする軍部に分かれていました。

マリンの父親が科学者グループの一人なのですが、軍部の人間に射殺され自分の命にかえてマリンをS-1星から脱出させます。マリン自身も皇帝殺しの濡衣を着せられます。脱出したマリンは地球に流れ着き地球防衛組織ブルーフィクサーに救出されて地球人と共に地球侵略を目論むS-1星人達と戦うというお話です。

この設定も中々大人向けな設定だと思うのですが、バルディオスでは一つ一つのエピソードも子供向けロボットアニメとは思えないエピソードが多いです。

時代的にはガンダム放映後なのでそういう時代の流れではあったとは思いますが、中々ハードな内容になってます。

そもそも主人公のマリンがS-1星人からは裏切り者といわれ、さらに地球人達にも中々仲間として受け入れてもらえないという状況というのも後のレイズナーとかは近い感じですがこの時代では珍しいのではないでしょうか。

バルディオスの影が薄い気が

当時放映してたガンダムイデオンも話は大人向けで、中々小学生くらいの子供が全てを理解するのは難しい内容だったのでバルディオスだけが特別だった訳ではないですが、いわゆる富野作品は一応主人公メカが作中で活躍するシーンがふんだんに有り、子供が観ても「ガンダムカッコいい」とか「アムロ強い」とか思えます。

しかしバルディオスはどうも影が薄い気がします。

個人的にですがバルディオスを観ていても人間ドラマばかり印象に残って、バルディオスが劇中カッコ良く敵を倒してるという印象が殆どありませんでした。

絶句した放映時の最終回

問題の噂になっている最終回を観ました。

まさに噂に違わない最終回でした。

観ていて私も思わず「えっ」て声が出てしまいました。

ネタバレ含みます。

その衝撃の最終回の内容ですが、S-1星人が地球侵略の為の最終手段として人工太陽を作り地球に送ります。

その人工太陽の熱によって南極・北極の氷が全て溶けて地球の水位が上がり津波が発生して人々が波にのみ込まれている場面で突如赤いバックに「完」の文字が出て終わるという。

これ言葉で表すと内容は分かると思いますが、それを観た時の衝撃は実際に観てみないと伝わらないと思います。

是非観ていただきたいと言いたい所ですが、津波に人々がのみ込まれるシーンはただでさえ悲惨で衝撃的なシーンですし、今だと東日本大震災で生々しい映像と実際に津波の恐怖を体験しておられる人もいると思うので軽々しく観てくださいとは言えません。

正義が勝つと思って観ている視聴者からしたら、ここで終わりという感が非常に強く、最終回の内容を知らないで観た人のほぼ全員が絶句したのではないでしょうか。

(最終回の噂を知っていた私でさえ絶句しましたから)

U-NEXTなどではその後に追加されたエピソードと劇場版もあるので真のエンディングが観れるのですが、さらにその後の展開にも誰もが更なる衝撃を受ける事でしょう。

「えっそういう事だったのか」と。

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バルディオスで他に非常に印象に残ってるのがエンディングテーマです。

当時のアニメでは割とありましたが、アニソンというよりも完全に昭和の歌謡曲といった感じの曲調で歌詞と共に非常に印象に残りました。

「マリン、いのちの旅」歌は伊勢功一氏、作詞は保富康午氏、作曲は羽田健太郎氏です。

後半の展開は他の作品ではないくらいの衝撃展開で誰もがビックリしてあ然としてしまうであろう宇宙戦士バルディオス

同時代に機動戦士ガンダムなどがあった為に目立つ作品ではなかったのかもしれませんが色々と考えさせられる深い作品でした。