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我が青春のヤンキーマンガ


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ヤンキーマンガ

今回は私が読んできたヤンキーマンガについてお話ししたいと思います。

ヤンキーマンガですが私が中学・高校あたり(80年代中盤から90年代)の時に週刊少年雑誌に様々なタイプのものが連載されてました。

私自身がちょうど中学から高校にかけて連載されていたので当時夢中になって読んでました。(大学時代も読んでましたが)

これがもう少し年代ずれて小学校時代や大学から20歳過ぎたくらいの時が全盛だったらおそらく一歩引いて読んでいたと思うので、そこまで印象に残ってなかったかも知れません。

そういう意味ではヤンキーマンガ全盛期ともいえる80年代から90年代で登場人物達と等身大くらいの年齢で読めたのはラッキーだったのかも?

ただ私自身はマンガは面白く読んでましたが、ヤンキーやバイクに憧れなかったので、不良にはならず、バイクの免許も取らず極々普通の学生生活を送ってました。

ビーバップと湘爆

私の中ではちょっと年代ずれでというか早かったのでリアルタイムでそこまでマンガを読んでなかった2本です。

ビーバップハイスクール」は周りで好きな友達がいましたが私自身は高校入ってヤンマガを読み始めてから、掲載されている時に読んでいたというくらいの思い入れです。

ビーバップに関してはマンガよりも、むしろ仲村トオルさんと清水宏次朗さんが出演していた実写映画の印象が強いです。

湘南爆走族」の方もリアルタイムではマンガを読んではいなかったですが、後追いでマンガは読みました。マンガが後追いだったので湘爆もマンガよりもOVAのアニメの印象が強いです。

ジャンプには珍しい?ヤンキーマンガ

私が週刊少年ジャンプを毎週買っていた頃の話になります。

だいたいの記憶ですが北斗の拳でジャギを倒しに行く辺りからスラムダンクが連載終了するくらいまでの話です。

車田正美先生の「男坂」は登場人物が学生?ぽいですがヤンキーマンガというよりもバトル(喧嘩)マンガでしたし、宮下あきら先生の「魁!!男塾」は学生かどうかも怪しく内容も同じくバトルマンガ(ギャグマンガ?)でした。

そんな時に突如ヤンキーマンガがジャンプで始まりました。それが皆さんご存知、森田まさのり先生の「ろくでなしブルース」です。

ろくでなしブルース」がジャンプで連載始まった時の事は今でも覚えてます。

何か物凄い絵柄がリアルでジャンプぽくない感じで、最初見た時に物凄い違和感を感じたのを覚えてます。

ろくでなしブルース」はヤンキーマンガではありますが、今思うと非常にジャンプらしいマンガだったなあと感じます。

ヤンキーマンガでは縄張り争いといいますか、そういった事が起きて喧嘩で解決みたいな事は良くある展開です。

ろくでなしブルース」も同様な展開がありましたが、強敵が出て倒すと次はさらに強い奴がでてくるみたいな、徐々に敵の強さがスケールアップする感じは如何にもジャンプぽいですし、さらにはかつて敵だった奴と仲間になって更に強大な敵に立ち向かう所もジャンプだなあと感じます。

そして何よりもヤンキーマンガの喧嘩の強い主人公は、例え一度負けても次は根性で勝つみたいな感じですが、「ろくでなしブルース」は主人公の前田がボクシングをやっているという設定があるとはいえ、ボクシングの特訓(特訓という程ではないかもしれないですが)をして新たな技を身につけて勝つのが本当にジャンプマンガだなあと感じます。

そういう部分では「ろくでなしブルース」はヤンキーマンガに分類されますが、どストレートなジャンプマンガだと思います。

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後はジャンプでは他に梅澤春人先生のBOYもありましたね。

ヤンキーマンガだらけ?週刊少年マガジン

「ヤンキーマンガといえはマガジン」というくらいヤンキーマンガが溢れかえってました。

そのDNAは今でも健在なのか現在大ヒット中の「東京リベンジャーズ」もマガジンですね。(リベンジャーズはただのヤンキーマンガではないですが)

私が当時読んでいた頃はマイナー処では「ノンストップ恭平」や「おがみ松五郎」、「男片山組」などがありました。(マイナーというのは失礼ですが)

メジャー処では「カメレオン」、「湘南純愛組」、「疾風伝説特攻の拓」などもありました。

凄いのはメジャー処の3作品が同時期に連載されていた事です。

同じ週刊少年雑誌に同ジャンルの作品を3つも連載しているというのが当時のマガジンの面白いところです。

もっともこの3作品ですがジャンルはヤンキーマンガで括ってしまって良いと思いますが、3作品の内容は三者三様でしっかり分かれているのが良かったと思います。

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カメレオン

カメレオンはギャグ・喧嘩・主人公喧嘩弱い系のヤンキーマンガです。

主人公のヤザワは中学時代はいじめの対象でしたが高校入学を機に不良デビューを果たします。

しかし何故か様々なトラブルに巻き込まれ、喧嘩は強くないものの持ち前の悪運の強さとハッタリと悪知恵で危機を乗り越えて、次第に多くの不良達を惹きつけるカリスマへと変貌していくといったヤンキーマンガです。

カメレオンは当時の私の印象ではギャグ多めでどらかというとヤンキー同士の抗争みたいなのはあまり無かった感じだったのでヤンキーマンガの中では気楽に読めました。

湘南純愛組

湘南純愛組はギャグ・喧嘩・主人公最強系のヤンキーマンガです。

当初はギャグありのラブコメのようなヤンキーマンガでしたが、徐々に不良同士の抗争が中心のハードな内容になっていきました。

また内容がハードになるにつれて喧嘩のシーンの描写も迫力がある感じになり、エピソード的にもちょっと生々しい描写も出てきて当時軽くショック受けたりしました。

個人的に最初の方のラブコメ路線の話から好きでしたが、湘南純愛組にのめり込んでいったのは最初の方の鬼爆対鎌田・冴島からどんどん先が気になる展開になっていってハマっていきましたね。

それと私はどちらかというと英吉よりも龍ニの方が好きだったので物語後半で英吉メインの話が多くなって龍ニの影が薄くなっていくのがちょっと寂しく思ってましたが、最後は鬼爆2人で締めてくれたので良かったです。流石藤沢先生。

藤沢とおる先生だと一般的にはGTO知名度が高いのでしょうか。

湘南純愛組はGTOの主人公・鬼塚英吉の高校時代の話なのでGTOしか読んだ事ないという方は是非読んでみてください。

疾風伝説 特攻の拓

特攻の拓は暴走族・主人公喧嘩弱いけど最速系のヤンキーマンガです。

特攻の拓の主人公・浅川拓は喧嘩は強くないですが、色々なトラブルに巻き込まれ最終的に族の垣根を超えて仲良くなるという心優しき主人公です。

最初のうちはその優しさだけが武器みたいな感じでしたが、様々なトラブルに巻き込まれて経験を積んでいくうちに走り屋としての才能が開花します。

こんな感じで主人公の拓ちゃんも魅力的なんですが、特攻の拓の一番の魅力は、なんと言っても個性豊かなサブキャラ達の存在だと個人的には思っています。

例えば先程紹介した湘南純愛組も様々なサブキャラがいるのですが、やはり一番キャラが立ってるのは主人公の英吉だと思います。

だからこそ、その後英吉を主人公にしたGTOが生まれたのかなとも思います。

一方で特攻の拓は、「一番キャラが立ってるのは誰?」と聞かれても中々即答出来ないくらい候補がいます。

秀人、マー坊、天羽、武丸などなど

エピソード的に人気がありそうなのは天羽セロニアス時貞でしょうか。

特攻の拓ではいわゆる喧嘩の強さの序列が湘南純愛組ほどハッキリしていません。

それ故に「誰が強いか」とか拓ちゃんの知り合い同士(例えば秀人やマー坊)が出会ったらどうなのかとか色々と想像を膨らませられるくらいサブキャラに魅力がありました。

そこが特攻の拓が支持されているところのような気がします。

特攻の拓は実家に帰れば単行本がありますが、今読みたいと思っても電子書籍化されていないので読めないのが本当に残念です。

如何でしたでしょうか。私と同世代(40代後半から50代前半)くらいの男性は懐かしく感じるのではないでしょうか。

今も東京リベンジャーズを読んでヤンキーマンガに憧れる中高生達は多いのでしょうか?

ヤンキーマンガの登場人物に憧れて見た目を真似するのは良いですが行動まで真似しないようにしましょう。

喧嘩や暴走行為は良くない事ですから。