リコリス・リコイルを観てみました
今回はアニメのリコリス・リコイルを観てみたのでその感想です。
リコリス・リコイルは去年ですか話題になっていたのでタイトルは知ってましたし内容も女子二人のバディものみたいなというのは薄っすら聞いてました。
最初聞いたときはダーティペアみたいなお話しなのかと勝手に思い込んでいました。
女子二人が明るくワイワイと任務を遂行していくみたいな。
で実際に観たら全然違いました。
コメディとシリアスのバランスが良い
最初は本当に女子二人が明るいコメディタッチのお話しをイメージしていました。
確かに日常描写は明るいコメディ的な部分もありましたが、リコリス・リコイルの場合は任務の部分がシリアスで見応えのあるアクションシーンが展開されます。
この日常のコメディと任務のシリアスのバランスが良かったので、飽きる事なく観る事が出来ました。
二人の主人公の関係
主人公二人のバディものでは見た目や性格などタイプの違う二人にする事は良くある事です。
リコリス・リコイルもその例に漏れず対照的な二人が主人公になっています。
一人は「やりたいことを最優先」という考えで明るく軽い雰囲気の持ち主でありながら凄腕の千束(ちさと)。
もう一人は物語当初は「任務最優先」で喜怒哀楽に乏しい合理主義的な持ち主のたきな。
この喜怒哀楽に乏しくDAが自分の居場所であると思っているたきなが、「自分のしたいことをする」という千束と行動を共にする事によって徐々に人間らしさ一人の少女らしさを学んでいくのが物語の核の部分になっています。
割とありがちな設定ではありますが、リコリス・リコイルの場合はただ少女らしさを獲得していって二人が仲良くなっていくというだけでなく、それにプラスして仕事仲間としても大事で頼りになるパートナーとして成長していく感じがあるのが良いです。
千束の強さ
もう一つ私がリコリス・リコイルを観て面白いと思ったところが、千束の強さが良かったですね。
千束は至近距離から放たれた銃弾を回避出来るというトンデモ能力を持っています。
秘密機関で鍛え上げられたからそういう芸当も出来るでも全然良いと思うのですが、千束の場合はちゃんと理由があり、卓越した洞察力と常人離れした視覚によって射線と射撃のタイミングを見抜いているから銃弾をかわせるという。
卓越した洞察力と視覚をもっていても銃弾をかわせるかというと現実ではあり得ない訳ですが、例えアニメ上の設定であってもしっかりとした理由があるというのが私の厨二心をくすぐりましたね。
リコリス・リコイルですがかなり面白かったです。
もちろん気になるところもあるにはありました。
例えば味方側の登場人物がほぼ女性のみとか。(ミカさんは男性ですがまあ)
他にも真島含む敵がテロ行為に対して何かゲーム感覚なところとか、気になるところはあります。
それでも一クール13話という短いながらも上手くまとまっていて、最後もらしい最後で凄く良かったと思える作品でした。