失われた未来を求めてを観ました
今回はアニメの失われた未来を求めてを観たのでその感想になります。
こちらの作品はただのラブストーリーではなく、SF要素が入った話になっています。
もしこれからこの作品を観ようと思っている方はネタバレ満載の記事になるので読まないでください。
こういった伏線が散りばめられている作品はネタバレしたら面白さ半減するので。
こちらはPCの美少女ゲームが原作のアニメらしいです。
特に誰かが勧めてたとかではなく、何となく作品を探していたら、U-NEXTの見どころの紹介文で「各所の伏線を回収、1つの線に繋がるラストは感動間違いなし」と書いてあったので、紹介文に惹かれて観てみました。
簡単にストーリーを紹介しますと
主人公・奏の幼馴染の佳織が事故に巻き込まれて、一命はとりとめたものの目を覚まさなくなってしまい、主人公と高校で同じ天文学会(クラブみたいなもの)だったメンバーが、何とか目を覚まさせようと高校卒業後も研究を続けて、ある時人造人間を過去に送り込んで歴史を改変しようというお話です。
でストーリーの中心は学園生活の描写がメインになっているのですが、そこに未来から送り込まれた人造人間の少女のゆいが事故が起きないように事故が起きる要因となる物や出来事を回避していくという描写が所々にあるという感じです。
しかしどれだけ事故を回避する為の行動をし、何度も同じ時間を繰り返しても歴史の修正力によって結局は事故は起きてしまうという、ちょっとシュタインズゲートを彷彿させる部分があります。
観始めて暫くは極普通の学園コメディもののような話が展開されていき、ゆいが登場してからはゆいが何かやってるなあという感じで観ていたのですが・・
でも結局事故回避出来ず。
というちょっと肩透かしを最初くらいました。
この辺はちょっと自分の中で作品に対するハードルを上げ過ぎたようです。
話は普通に面白いんですけどね。
ただこちらの作品で重要なのは8話以降の後半で、ここからはSF要素が強くなっていき話が難しくなっていきます。
で問題は結末なんですが、こちらの作品観終わってからゲーム原作というのを知り、ある程度納得はしたのですが、私はてっきり主人公の奏と事故にあった幼馴染の佳織が事故を回避出来てめでたく結ばれるものだと思っていたのですが、事故を回避出来た時間軸では佳織の告白を断って、人造人間のゆいの事が好きになるという・・
うーん・・・
恐らく告白を断った事によって事故を回避出来たのだと思うのですが、個人的にはこれで良いのか?という感じでした。
そしてゆいは任務が達成出来たからなのか消えてしまい皆んなの記憶からも存在が消えてしまうという。
で事故を回避出来た時間軸が出来たからなのか未来の事故にあった佳織が目覚めて、こちらでは奏と結ばれた感じで終わります。
こちらの作品はゲーム原作なので多分ゲームの方ではマルチエンディングの形式だと思うのですが、このアニメでの結末を観るとゆいに感情移入した方は結構切ない気持ちになるのでないでしょうか。
佳織を救う為に未来の奏が送り込んだゆいが過去の奏の事を好きになってしまい悩むも両想いになったら存在が消えてしまうという、何とも切ない話ですね。
失われた未来を求めては普通のラブストーリーではなくちょっと変わり種のラブストーリーが観たいという方にオススメの作品です。