青のオーケストラを観ました
今回はアニメの青のオーケストラを観たのでその感想です。
青のオーケストラは何となく作品を探している時に「元天才ヴァイオリニストの主人公が再び」みたいなあらすじを見て惹かれたので観始めました。
原作は未読なのでアニメのみを観た感想ですが、凄く丁寧に分かりやすく作られているなあという印象でした。
導入は元天才ヴァイオリニストの主人公が家庭の事情でヴァイオリンを止めていたのが、ヴァイオリン初心者のヒロインと出会って再びヴァイオリンを始めて、強いオーケストラ部がある高校入学してという感じです。
そして高校入学後はライバル的存在や仲間、先輩と出会って、それぞれのエピソードが語られて、徐々に先輩や仲間と打ち解けて昔の力を取り戻していったところで、家庭の事情で再び挫折して更に自分とライバルとの関係を知って衝突して、そこから復活。
そして最後は3年生との最後の演奏会という事で3年の先輩達のエピソードがあって、最後の演奏が終わって、これからは任せた、みたいな感じで綺麗に終わっています。
全24話と2クール分という事もあり、本当に段階を踏んだ分かりやすく丁寧な作りになっています。
個人的にはこの丁寧な作りが本当に良かったです。
稀にですが同時並行的に複数のキャラのエピソードを展開している作品を観ていると、「今何の話だっけ?」とたまに迷子になってしまう作品があって、そういう作品だともう一度前に戻ってみたいな事をして辛い時があるので、青のオーケストラのような作りの作品は個人的には凄くありがたいです。
基本的には最後まで楽しく観れたのですが、ちょっと残念なところもありました。
それは恋愛要素的なものが薄かった事です。
キャラクター設定としてはラブの要素が出て来そうな作りなのですが、今一つそういった描写が少なかったのが寂しかったですね。
ストレートな愛情表現でなくても、もう少し匂わせる表現があっても良かったのかなと。
私は原作は未読でアニメだけの印象なので、もしかしたら原作ではもうちょっとラブの要素があったりするのでしょうか。
青のオーケストラは非常に分かりやすく丁寧な作りでとても観やすい作品でした。