からかい上手の高木さんを観ました
今回はアニメのからかい上手の高木さんを観たのでその感想になります。
からかい上手の高木さんは以前記事に書いた僕の心のヤバイ奴を観た後でおすすめで上がってきたので観た作品です。
率直な感想を最初に言うと面白くて良かった作品なんですが、僕の心のヤバイ奴程刺さらなかったという感想です。
今回はその刺さらなかった部分のお話をしたいと思います。
まず前提としてこの作品ですがジャンルはラブコメであり私もそのつもりで観ていました。
ラブコメとして観ていたので、その内容が個人的に好きなラブコメの要素が少なかった故に面白いのですが何か物足りなさを感じさせる作品でした。
その物足りなさを感じさせたのはキャラクターの恋愛感情の表現です。
まずヒロインの高木さん。
同じクラスの隣の席の主人公の西方くんを良くからかう訳ですが、それが愛情表現だというのは余程の事がない限り実体験として誰もがあった事だと思うので分かります。
からかう=好きな子にちょっかい出しているというのを前提で観ているわけです。
ただ観ていて、高木さんの表情や感情がからかって楽しんでいるような雰囲気しか出ていない感じで、照れたりとか喜んでいるといった愛情表現の描写が少ないように感じました。
たまに大きなイベントのエピソードでそういった描写があるくらいでした。
ただ逆に言うと普段が淡々と冷静にからかっている高木さんが時折頬を赤らめたり照れたり、喜んだりという表情を見せると物凄く印象に残るというのはあります。
実際に第三期の文化祭やクリスマスの回は物凄く印象に残ってますから。
一方の主人公の西方くん。
こちらは中学生とはいえ、何ともピュアというかかなり子供ぽいです。
常にいつもからかわれている高木さんにリベンジしようという事ばかり考えています。
正直、観ていてもうちょっと高木さんの気持ちに気づいても良いんじゃね、と思ったりするくらい、恋愛感情的なものは薄かったです。
どちらかというとまだ女子と一緒にいるのを同級生に見られると恥ずかしいと思う年頃の男子の印象が強いです。
そんなかなり子供ぽい西方くんが時折、成長と男を魅せる回があるのですが、西方くんの成長する回は=高木さんが喜ぶ回なので、印象に残ります。
からかい上手の高木さんはラブコメとしてキュンキュンするというよりも、どちかというと子供の頃の自分を思い出させてくれて「自分も同じような事したなあ」と懐かしさと微笑ましさを感じさせてくれる作品でした。