イエスタデイをうたってを観ました
今回はアニメのイエスタデイをうたってを観たのでその感想になります。
イエスタデイをうたっては冬目景先生による漫画が原作のアニメです。
イエスタデイをうたってはJust becauseを観た後にオススメに上がってきたので観た作品です。
こちらの作品ですが基本的には面白かったのですが、まあ何というか最後までモヤモヤさせる作品でした。
ジャンルはかなり真面目な恋愛ものです。
で何がモヤモヤしたかというと、主要登場人物にモヤモヤしながら観てました。
という事でどんな人物が揃っているか簡単に紹介を
まずは主人公のリクオ。
一言でお人好し。
まあラブコメや恋愛ドラマによくある主人公タイプで優しいけど優柔不断な感じ。
そしてヒロインの1人である榀子。
リクオの大学の同級生。過去に好きだった幼馴染の死をずっと引きずっていて、一度リクオに告白されるも断っている。重い・・・
もう1人のヒロインであるハルちゃん。
リクオが好きで型破りな性格からリクオを翻弄しているが、健気で一途。
最後に榀子の幼馴染で榀子が好きだった人の弟の浪。
榀子とは7歳も年下ながら榀子の事が好き。
といった感じの主要人物達です。
で何処にモヤモヤしたかというと主にリクオと榀子ですね。
とりあえず観てて感じたのは「何か人物設定はめぞん一刻みたいだ」と感じました。
リクオは五代くん。性格も何か似てるし。
で榀子は響子さん。
過去に好きだった人が死んでいまだに引きずっているところはソックリですね。
他の2人はそこまで似てはいないでが、ハルちゃんはこずえちゃんではなく私的には八神で浪は相関関係的には三鷹さんポジションですが三鷹さんは大人の男性だったのに対し浪は完全に年齢的にも性格的にも子供なので、主人公のライバルという立場だけ同じ感じですね。
でイエスタデイをうたってのキャラクターの話の前にちょっと私のラブコメ・恋愛系アニメに思うところのお話を。
ここんとこラブコメ・恋愛系のアニメを観続けてそれなりの数の作品を観たのですが、とある傾向の作品についてちょっと思うところがありそのお話をさせて頂きます。
完全に個人の感想です。
ラブコメや恋愛系作品で良くある設定として
最初に主人公は長年思い続けている片思いの相手がいるというのがよくあります。
それから主人公に対して好意を寄せる、もしくは全く恋愛感情はなくても、主人公との絡みが多いキャラが出てきたりして、最終的に主人公は長年思い続けてきた相手ではなく、後から登場してきたキャラと結ばれるという。
ハッキリ言ってしまうと私はこの傾向の作品はあまり好きではないです。
全否定はしませんが、長年思っていた相手よりも後から出てきた相手に行くだけの説得力が欲しいのです。
何かどうもこれまで観た作品の中で私が納得出来る説得力がある作品は殆どなく、この手の作品を観ると正直「何で?」とちょっと最後の最後で冷めてしまう事もしばしば。
現実的には分からなくはないです。
思いの届かない相手よりも脈がありそうな相手に惹かれていく事はあるでしょうし。
でも恋愛系のエンタメ作品を観ている訳で、そういう作品の中でくらい夢見させてくれてもと思う事もあるわけです。
でこのイエスタデイをうたってですが、それ系の作品です。
ただこの作品ではそこまでガッカリ感はなかったです。
それはまずリクオは一度榀子に告白して振られてるというのもありますし、榀子の方も死んでしまった幼馴染の事をキッパリ忘れてという感じはなく、若干惹かれてはいてもどちらかというと世間体で付き合いだした感じがありましたし、何よりもハルちゃんが一途なところが良く出ていたのでまだ納得感はありました。
ただそれでもです・・
原作を知らない私は個人的にですがリクオと榀子は割とお似合いだと思って観ていたので、付き合いだした時はこの先どうなるのかと思って観てました。
でもやはりと言うかどうもお互い気を遣ってる感があり、極め付けは榀子が「浪には内緒で」みたいな事を言った瞬間「これは思った通り別れるな」と。
この辺でもかなりモヤモヤさせてくれました。
ちょっとめぞん一刻に似ていると言いましたが、リクオは「五代くんにはなれなかったか」と思いました。
五代くんは響子さんに対して「惣一郎さん含めて愛します」みたいな事を言ってましたが、リクオにその覚悟はなかったか。
でもまだリクオは良いです。ハルちゃんがいますから。
問題は榀子です。
アニメの最後は浪のところに行った描写がありましたが、どうなったかは定かではないですし、個人的に浪がどうもあまり魅力ある人物にみえなかったのでこれもモヤモヤするポイントでした。
イエスタデイをうたってですが観ていてモヤモヤするところが多かったですが、先が気になって一気に観てしまうくらい面白かった作品でした。