エリア88
今回はマンガのエリア88を紹介します。
エリア88は大手航空会社の大和航空のパイロット訓練生だった風間真が親友だった神崎悟の策略によって、激しい内戦が続く中東のアスラン王国の傭兵部隊の入隊契約書にサインをさせられ、戦闘機乗りとして傭兵部隊に入隊させられてしまう。
といった冒頭あらすじになっています。
まず最初に私は戦闘機マニアでもミリタリーマニアでもありません。
さらに言うなら戦闘機に関してはゲームのエースコンバットなどもプレイした事はないですし、アフターバーナーの機体すら何か知らないです。
【PS4】ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN
それくらい戦闘機の知識はありません。
ですがエリア88は面白いですし、戦闘機がとにかくカッコ良いのです。
戦闘機に対する愛が感じられる
私はそれだけ戦闘機に関する知識がありませんが、エリア88に関しては新谷先生の戦闘機に対する愛情みたいなものは感じました。
そう感じるのは、まずは登場する戦闘機の数です。
エリア88の部隊は国籍もマチマチの外人部隊という設定というのはありますが、キャラによって乗っている戦闘機もマチマチなのが凄いです。
普通ならエリア88部隊のメイン戦闘機はこれみたいな感じで統一した方が描くのも楽ですからね。
それがキャラの個性に合わせて搭乗機を変えるというのは戦闘機に対する愛がなければ出来ないでしょう。
私は戦闘機マニアではないので、何処まで現実的なのかは全く分かりませんが、戦闘機の絵が本当に上手いですし緻密で丁寧に描かれているのも本当に感じます。
また、ただ色々な戦闘機を描くだけでなく、戦闘機や戦闘シーンも嘘を描きたくないというのも感じます。
エリア88では戦闘機には燃料があり、弾薬にも限りがあるというのもちゃんと描いていて、決してただ戦闘機の絵を描きたいのではなく、戦闘機とはこういうものだというのが描きたいというのを感じます。
だからこそエリア88の凄腕パイロット達はもちろん、主人公の風間真ですら、被弾するし撃墜もされるのです。
そこに、ただの主人公が強いヒーローものを描きたいのでなく、戦闘機パイロット達の戦争に対する感情を描きたいというのが伝わってきます。
中盤以降読むのが止まらなくなる
私は最初に言った通り戦闘機には全く詳しくないので、序盤あたりは戦闘機や空戦がカッコ良く、面白いと思っても割と単発的な話が多く、また序盤は登場人物達の紹介的な側面が大きい感じで、話の続きが気になるというのはあまりなかったです。
ところが中盤以降、シンが一旦除隊してフランスに行くも一般人の生活に馴染めずに、再び傭兵として大統領一家を救出するというエピソードからはもう読む手が止まらなくなりました。
空戦を描いているエリア88において、このアフリカ傭兵編は空戦がメインの話ではないのですが、これがめちゃくちゃ面白いんです。
そしてこの話以降、話が急展開していき、それまでの伏線が回収されていき、いよいよ最終局面に向かっていくのです。
正直、若干というかかなり荒唐無稽なところもあり、そんな都合良くいくものかというのも感じつつも、終盤に向かっていくドキドキ感とこれで終わってしまうのかというのをヒシヒシと感じるので、そんな荒唐無稽な感じは気にならなくなっていきます。
特にこの時期に残っているエリア88のメンバーは誰もが良いキャラクターなので、どうなってしまうのかというのを感じて読んでいました。
エリア88の最終回に関しては賛否あるようですが、個人的には「もうこれはしょうがない」と思いました。
勿論私も完全にこれで良しというわけではないですが、寂しさを感じつつも納得するしかないという感じでしたね。
エリア88は戦闘機のカッコ良さと登場キャラクター達それぞれの戦争に対する思い、戦争に染まってしまってもう普通の生活に戻れないという悲哀を表現している名作です。