十角館の殺人
今回紹介するのは”マンガ”の十角館の殺人です。
今回紹介するのは小説ではなくマンガですのでお気をつけください。
十角館の殺人は作者は綾辻行人先生で日本のミステリー界に大きな影響を与えたといわれている作品です。
ミステリー小説が好きな人ならまあ知らない人はいないのでないでしょうか。
私も小説も読みました。
マンガの十角館の殺人は清原紘先生による作画で月刊アフタヌーンに連載されていました。
映像化不可能と言われた作品をマンガに
十角館の殺人はトリックなどの関係から映像化は不可能だろうと言われた作品です。
そんな十角館ですが、私もマンガ化と聞いてまず「これ大丈夫なの?」と心配になりました。
で実際に読んでいて、問題の場面が出てきた瞬間に「おーなるほどね。そうきたか」と感心しました。
この描写に関しては賛否あるとは思いますが、個人的には「良く考えたなあ」という感じなので割と肯定的です。
何といってもこの描写はマンガならではという感じですから。
実写だとどうしても人物なんかは顔はもちろん体型や声があったりで、不自然な人物像にするとどうしても一目で怪しい感じが出てしまいますからね。
作画の清原紘先生についてちょっとお話しすると、絵は抜群に上手いです。
そんな物凄く絵が上手い絵だからこそなのか、違和感をあまり感じさせないのは素晴らしいと思います。
ただこれは私が原作小説を知っているからこその感想なので、これが全く原作未読の人が読んだらどう感じるのかは非常に興味があります。
ちなみに奥さんも読みましたが、奥さんも原作知っているので私と同じような感想でした。
マンガですが映像化不可能と言われた傑作ミステリー小説を映像化してくれたのは素晴らしいと思いますし、マンガ自体も凄く良くまとまっていて面白かったです。
原作小説を読んだ時の犯人が判明するあのセリフを言われた時の衝撃は凄かったですが、マンガでもかなりその場面は気合いが入っています。
私は原作を読んでいるので、そのセリフを待ち構えて読みましたが、かなり気合いれて描かれていて、原作を知らない人は結構衝撃受けるのではないでしょうか。
マンガ十角館の殺人ですが原作を読んだ人は読んだ人なりの楽しみ方が出来ると思いますし、原作を読んでない人はマンガの絵で気付くかどうかで多分反応変わると思いますが、それでも原作は傑作ミステリー小説ですから必ず楽しめると思います。