装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ
今回から紹介するのはアニメの装甲騎兵ボトムズ野望のルーツです。
ボトムズはテレビシリーズ以外で何本かOVAが出てます。この野望のルーツもそのうちの1本になります。
時系列としてはテレビシリーズよりも前の話で、キリコがレッドショルダー部隊に入った時の話になります。
カッコ良いAT同士の戦闘
テレビシリーズでもATの戦闘シーンというのは沢山ありましたが、個人的には野望のルーツ冒頭の戦闘シーンが1番カッコ良いと思ってます。
これは物語冒頭でキリコがレッドショルダー部隊に入隊する際に行われる実戦形式の共喰いと呼ばれる入隊試験でのシーンです。
これが本当にカッコ良いんです。
ボトムズを観たことある人は分かると思いますが、ATは人型兵器とはいえ脚で歩行するのではなく、足裏にあるホイールを回転させて地面を滑走するようになっています。
野望のルーツでは、このローラーダッシュやそれに伴うギミックを活かした、いかにもATらしい動きを実にカッコ良く魅せてくれます。
異能生存体
テレビシリーズ本編では出てこなかった単語ですが、簡単に言うと死なない人という感じです。まさにキリコの事です。
テレビシリーズでもありとあらゆる窮地を切り抜け生き残った訳ですが、野望のルーツではより一層分かりやすくキリコの生命力が異常な事を見せつけてくれます。
ちょっとネタバレになりますが、具体的には
至近距離で拳銃や機関銃を撃つも当たらない。
これは至近距離だからちゃんと狙わずに撃って、撃った瞬間もキリコが体力消耗して倒れたからだと思われ、再度今度はしっかり狙って撃つもキリコは弾が見えているかのようにかわして当たらず。
じゃあ次は機関銃を至近距離で撃とうとするも、何と暴発して機関銃が壊れる。
そして極めつけは至近距離で左胸を撃たれて、一旦は死亡したかようになるも、蘇生する。
これはわずかに心臓を逸れていたという事なのですが。
このように野望のルーツでキリコは、どんな危機的状況でも決して死なない兵士・異能生存体として描かれています。
このようにテレビシリーズ本編以上に、キリコの異常な生命力(生存能力)を観せてくれます。
野望のルーツはテレビシリーズよりも前の話なので、野望のルーツを観るとちょっとテレビシリーズでのキリコ(特に初期の頃)との違和感は感じますが、それでもそんな事は些細な事と思わせるくらいの面白さとキリコのカッコ良さが際立っている作品です。