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金田一少年の事件簿


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金田一少年の事件簿

今回紹介するのは金田一少年の事件簿です。

金田一少年の事件簿ですが1992年から週刊少年マガジンで連載が開始されました。私がマガジンを買っている頃ですね。

元々ゲームでもアドベンチャーゲームとかテレビや映画の刑事コロンボ金田一耕助シリーズとかは好きだったので、連載開始当初からかなり興味深く読んでいました。

その内容もただのミステリーマンガというだけでなく、オドロオドロシイ雰囲気で正に角川映画金田一耕助シリーズを彷彿させるホラー感があり私の好みにピッタリハマりました。

単行本も買ってましたし、当時マガジン誌上でやっていた真相当てクイズにも何回か応募した事がありました。

それくらい好きでしたね。

犯人の動機の重さ

金田一少年の事件簿の特徴として複雑な人間関係による犯人の動機の重さがあります。

殺人を動機の重い軽いで区別するのは良くないですが、金田一少年の事件簿では犯人が殺人に至る動機がとにかく重い事件が多いです。

それは被害者の方も過去に人命に関わるような事件・事故に関与していたりという背景があり、それが犯人の動機になっているというのがあるからです。

殺人を犯すのは理由はどうあれ絶対にしてはいけない事ですが、金田一少年の事件簿だと事件によっては「これは殺されてもしょうがない」(そんな事絶対言っちゃダメですが)と読者に思わせるくらいの動機があったりで、最終的に犯人に同情してしまう事件が多いです。

個人的に殺人ミステリー系のお話で動機が弱いお話しはあまり好きではないです。

現実の殺人事件は金田一少年の事件簿のようなとんでもない恨みから起きた事件は少ないかもしれないですが、創作物語においてはせめて人を殺す程の強い動機が欲しいです。

特に犯人はサイコパスでしたというオチのミステリーは途中の過程がどんなに面白くても、最後の最後で覚めちゃいますね。

金田一少年の事件簿はその辺問題ないです。

金田一少年の事件簿の一つの事件は大体が連続殺人事件なので何週にもわたって一つのエピソードが掲載される事が多いです。

これも犯人の動機が重いので、様々な人間関係や人物像をみせる事が出来るようになっています。それによって犯人を推理する為の様々な要素が散りばめられています。

またそういったドラマの部分だけでなく、金田一少年の事件簿では絵や台詞などを良く読んでいると、そこにも犯人を導き出す為のヒントがあったりします。

ドラマ部分での人間関係や人物像や、絵などによるヒントがあるからこそ誌上真相当てクイズなんかが出来るようになっているわけです。

実際に私も読んでいて、トリックとかが分かる前に人間関係とかから容疑者のあたりをつけて、そこからアリバイやトリックが分かる事もあるので、金田一少年の事件簿は読んでいて謎を解くのが楽しいです。

これが動機は大したことなかったり、犯人はサイコパスで無差別殺人とかいわれると、どんなにトリックが凝っていても何か今一つ推理しがいもないですからね。

マンガで本格ミステリーを展開した金田一少年の事件簿

昔のシリーズを読むとポケベルを使っていたりして時代を感じます。

そして今なお新たなシリーズが展開されるくらいのご長寿マンガになりました。