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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。を観てみた


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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。を観てみた

今回はアニメのあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。を観たので感想です。

略称「あの花」ですが今更ながら初めて観ました。

評判良いのは色々なところで聞いていたので、入会しているU-NEXTでいつか観ようと思ってマイリストに登録してました。

ところが配信期限が8月上旬(確か8月8日とか9日)くらいまでという表示が。

これはマズイと思い一気観しました。

あの花とは

評判だけは聞いてましたが、どんな内容なのかは全く知りませんでした。

評判とかを聞くと泣かせる話なのかなと勝手に思っていたので、マイリストには入れておきましたが中々観ませんでした。

元々涙腺弱いのですが、この歳になってさらに弱くなってきて最初から泣かせる気満々の物語とか、いじめとかの描写があるものとかは、観ていて辛くなるので最近はちょっとそういのは避ける傾向があります。

なので「あの花」もそういうのだろうと思って、観てみたいけど中々踏み切れずにいました。

あらすじ

じんたん(宿海仁太)、めんま(本間芽衣子)、あなる(安城鳴子)、ゆきあつ(松雪集)、つるこ(鶴見知利子)、ぽっぽ(久川鉄道)の6人は小学校時代に超平和バスターズという名のグループを結成し秘密基地に集まって遊ぶ間柄でした。ところがある日突然、メンバーの1人のめんまが事故死してしまい、それをキッカケに彼らの間には距離が生まれてしまい決別してしまいます。

高校受験に失敗し、底辺高校に入学して引きこもりの生活を送っていたじんたんの元にある日、死んだはずのめんまが現れ「お願いを叶えて欲しい」と頼まれて・・・

冒頭のあらすじはこんな感じです。

最初はめんまの幽霊が現れてという事でファンタジーな話しだと思って観てました。

実際、めんまはじんたんにしか見えず、じんたんとは生きている人間と同じように生活しています。

ところがです。

確かにファンタジーなんですが話しが進むにつれて、めんまが死んでしまった日から止まってしまった超平和バスターズのメンバーの時が徐々に動き出し変わっていき、お互いの気持ちをぶつけ合う様になり、恋愛青春アニメのようになってきます。

そんな感じなので私の感想は、ファンタジーなんだけどどちらかというと恋愛アニメですね。

話の軸はめんまの願いを叶えて成仏させる為なんですが、そこに各キャラ達の葛藤や心情を細かく描写しているので、泣かせる為の話ばかりではなく、むしろ各キャラの成長物語のような話が中心なので、そこが私には良かったです。

勿論最後は号泣するのですが・・・

恋愛ドラマばりの恋愛模様

ネタバレですのでこれから観る予定のある方はご注意。

「あの花」ですが登場人物達がそれぞれにメンバー内の誰かに恋心を抱いてます。(一人除く)

主役のじんたんはめんまが好きです。

めんまもじんたんが好きです。

イケメン優等生のゆきあつはめんまが。

あなるはじんたんが。

つるこはゆきあつが好きです。

これだけでも三角関係、片想いが一杯なんですが、さらにゆきあつはあなると昔から気が合う間柄で片想い同士ということで付き合ってみないかという話をします。

あなるはじんたんが好きなので拒否するのですが、その場面をつるこが目撃します。

既に死んでしまっているめんまが好きなじんたんやゆきあつも切ないですが、女性陣も好きな相手が既に死んでしまっている人が好きだという、恋愛ドラマなんかで良くある「死んだ人には敵わない」というこれまた切ない感情になっています。

さらにつるこに至っては、ゆきあつがめんまがいないのに次に好きなのは自分ではなく同じグループ内のあなるという、なんとも残酷な現実を突きつけられます。

これは皆さんも経験ある人いるのではないでしょうか。

自分の好きな相手に彼氏・彼女がいるのにずっと片想いしていたら好きな相手が別れて、次は自分だと思っていたら他の人と付き合っていたとか。

当たり前ですがどんなに片想いしていても次が自分だという事はなく、最初よりもさらにショックを受けるという。

まさかファンタジーアニメでここまでリアルというか様々な恋愛模様を観せられるとは思わなかったです。

逆にそのおかげで泣かせる話ばかりでない、少年少女の成長物語として観ることが出来て私にとってはそこが良かったです。

ちなみに全く触れてないですが私が一番好きなキャラはぽっぽです。嫌味がない良い奴です。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。タイトルではまったく想像出来なかったですが、ただの泣かせるファンタジーアニメではなく、心に傷を負った少年少女達の成長していく姿を実に丁寧に描いた素晴らしい作品でした。