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バクマン


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バクマン

今回はマンガのバクマンを紹介したいと思います。

原作・大場つぐみ先生、作画・小畑健先生。

週刊少年ジャンプに連載されてました。

バクマンはマンガ家を目指す少年たちが主役で、週刊少年ジャンプの編集も出てきます。

どこまでが真実かどうか分かりませんが、週刊少年ジャンプの裏側を何となく見ることが出来ます。

バクマンを読むといかにジャンプがアンケート至上主義かが分かり、マンガ内でも常にアンケート順位が出てきます。

職業マンガとして

バクマンですが大人になってから読んだせいもありますが、職業マンガとして読んでました。

漫画家という職業と編集者という職業がどういったもので、その中で一つの作品を作り上げていくといった感じが読んでいて面白かったです。

そういった読み方をしていたせいか、登場人物達の好き嫌いが結構ハッキリと分かれて、この人とは「一緒に仕事をしてみたい」とか、この人とは「ちょっとなぁ」みたいな感じで私にしては珍しくキャラによって好き嫌いの度合いが激しかったです。

これを言ってしまうとファンの方には怒られるかもしれないですが、個人的には主人公2人にはあまり思い入れがないです。(すいません)

主人公の2人が年齢も若く行動も若さむき出しの感じがあって、どちらかと言うと物凄く客観的な感じで見ていて「頑張ってね」という気持ちで読んでました。

若さむき出しで熱血な感じだからこそ週刊少年ジャンプの主人公なんですけどね。

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個性豊かな漫画家キャラ

バクマンは主人公2人が熱血タイプのジャンプ主人公キャラに対して脇の漫画家キャラは実に個性豊かです。

脇を固める漫画家キャラクターとして

天才新妻先生、福田組リーダー福田先生、変わり者平丸先生辺りは物凄く好きなキャラです。

一方でどうしても好きになれないというか認められないキャラとして、中井さん、七峰くんの2人はダメでしたね。

七峰くんの方はまだ若さ故の社会人になりきれてないちょっと学生気分な仕事振りという感じで、嫌いではありますがまだマシなのですが、中井さんが・・・

正直、「その歳でその仕事振りはダメだろう」とマンガのキャラでありながら心配してしまうレベルで、「その歳でその責任感はダメだろう」とか自分がダメなのは他人のせいと責任転嫁したりで、リアルで一番一緒に仕事したくないタイプでした。

最後はちょっと改心して平丸先生のアシスタントになってましたが、最後まで好きになれなかったです。

途中までは悪くなかったんですけどね。何でここまで落としめちゃったんでしょうか。

イーブックジャパン

編集者キャラも三者三様

そしてバクマンでもう一つ忘れてはいけないキャラ達が編集者の方々です。

両服部さんは勿論の事、吉田さん辺りは凄く仕事出来る感じで好感が持てます。

服部雄二郎さんの方は口が軽く一見テキトーな雰囲気を持ってますが、相手のやる気を削がない、個性を引き出すというところは悪くないと思いましたし何だかんだで中々後輩思いでしたからね。

後、意外だったのは山久さんで当初は嫌いなタイプでしたが静河先生を独り立ちさせる為の努力と信念をみてからは「この人中々やるな」と思い直したキャラです。

編集者さんキャラは皆さん大人なので、そこまで嫌悪する感じのキャラはいないのですが、唯一、港浦さんだけがイケてないなあと思うキャラでした。自分の好みを他人に押し付けるような感じが頑張ってるのは分かるのですが、ちょっと一緒に仕事をするという面からは避けたいかなと。実際、劇中でも担当していた漫画家さん達から代えてくれと言われてましたしね。

平丸先生と吉田氏

これだけ様々なキャラがいる中で私が一番好きだったのは平丸先生と吉田さんの名コンビですね。

私が社会人になって読んだからというのが大きいのかもしれないですが、平丸先生はサボり癖はありますが、そこがまた普通の社会人に近い感覚があって共感できましたし、嫌々ながらも何だかんだで仕事をやり遂げるところが良いですね。まあ才能もあるんですけどね。なんせ2〜3年に1人の逸材ですから。

そしてそんなサボり癖のある平丸先生をやる気にさせる為に様々な作戦を立てる吉田さんも面白かったです。

吉田さんはただ平丸先生をやる気にさせる為だけのキャラではなく、マンガに関して鋭い意見を言う事も多くマンガ編集者としても優秀な事が分かります。

そんな2人のコンビは本当に面白く、平丸先生のデート回やプロポーズの回は個人的にバクマンの中でもかなり印象に残っている好きな回です。

週刊少年ジャンプの裏側や漫画家、編集者の苦労などが分かるマンガ・バクマン。

ジャンプマンガらしくちゃんと友情・努力・勝利があって主人公達がちゃんと熱血しているので、かつて私が小学校時代にキャプテン翼を読んでサッカーをやりたいと思った子が増えたように、バクマンも漫画家になりたいと思った子が増えたのではないでしょうか。

一方で大人になってから読むと、また別の読み方も出来て客観的に読む事も出来るので大人には大人なりの面白さが味わえると思います。


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