ドラゴンクエスト5 天空の花嫁
ドラゴンクエスト5はドラクエシリーズの5作目にしてスーパーファミコンで初めて発売されたドラクエです。
花嫁を誰にするか
ドラクエ5ですがドラクエシリーズの中ではかなり人気上位の作品です。
それはスーパーファミコンになって初めてのドラクエでグラフィックだけでなくシナリオ的にも非常に印象深い作品に仕上がっているからではないでしょうか。
その中でもやはり花嫁をどちらにするかプレイヤーに選ばせるというのが皆さんも印象に残ってるのではないでしょうか。
ちなみに私は初回プレイではビアンカを選びました。
恐らく大半の人は初回プレイでビアンカを選んだのでは?
普通にプレイしていて、普通の性格の人はまあビアンカでしょう。
で覚える魔法とか効率を考える人とか、ちょっと天邪鬼の人はフローラを選ぶといった感じでしょうか。
まあビアンカの方は幼馴染で、その前も一緒に冒険したり、結婚イベントでも会話があったりで、心情的にはビアンカを選ぶのはごく自然な流れですからね。
一方のフローラは出会いも唐突で、イベント自体も天空の盾を貰う為にやむを得ずという感じが強いですから。
これがもう少しフローラとの出会いとか街でのイベントがあったならもっと迷ったかもしれませんが。
もし今の時代のゲーム機で初めてドラクエ5が出たならば、イベントシーンとか挿入されてキャラクターの顔や全体像なんかが観れて見た目で選ぶといった人が多くなったかもしれませんね。スーファミ時代ではパッケージや紹介記事ではキャラ絵は出てますが、ゲーム内ではデフォルメキャラだけでイベントが進みますからね。
それにしてもデフォルメキャラだけのイベントだけなのに今尚語られるくらいですから、いかにシナリオと演出が上手かったか、そして当時プレイしていたプレイヤーがどれだけ真剣に悩んだかの証明ではないでしょうか。
結婚だけではないドラマチックなシナリオ
ドラクエ5を語る上で結婚イベントは外せない話ですが、ドラクエ5は他にもドラマチックな展開が多いゲームです。
まず幼少期に父親が倒され、囚われの身になって奴隷生活を送るというのが何とも衝撃でした。
物語として父親が倒されるのはまぁ良いとして、普通なら父親が命にかえて戦ったら、子供は何とか助かるのでは?それが囚われの身になってゲーム内で永い年月が経つって・・・
スーファミ版で初めてプレイした時には、この展開に本当に衝撃受けました。
他にも主人公が石像にされて年月経過したり、石像にされてる時も悲しいイベントを見せたり、奥さんと長い間離れ離れになったりと、常に順風満帆な感じがまったくないのもドラクエ5の特徴ではないでしょうか。
しかも主人公が勇者ではないというのも当時は驚きでした。
シナリオ重視の為やや自由度が低い
ドラクエ5はこれまで話した通りシナリオ進行上で強制イベントが多いです。
それは話にのめり込みやすいという反面、やや自由度が低いゲーム性になっている気がします。
今回久しぶりにDS版をプレイしましたが、話は面白いのですがレベル上げの為の時間を除くと割と早く終わった感じがありました。
もっともモンスターが仲間になるので仲間になるモンスターをコンプしようとかのやり込み派の人達はそんな事はないのだろうと思うのですが、私はやり込み派ではなくどちらかと言うとあっさりクリア派なので。
あと気になったのは主人公の息子が勇者なのですが、普通にプレイする分には必ずパーティーにいなければいけないとかはなく結局最後まで主人公がメインのお話といった感じが強いです。(主人公なので当たり前なのですが)ドラゴンボールの悟空と悟飯みたいな感じですね。
それとDS版の新要素のもう1人の花嫁候補のデボラも「いります?」みたいな感じでした。
もう1人候補作るならもう少し事前に絡ませてと思いましたし、さらにデボラを選ばなかった場合、エンディングでも独り身なのがちょっとかわいそうでしたね。
不満も若干ありますが、ドラクエ5はやはりドラクエシリーズ上位人気の作品に恥じない名作です。
プレイした事ないという方は少ないかもしれませんが、まだプレイした事がないという方がいたら是非プレイしてみてください。
素晴らしいシナリオに引き込まれる事間違いなしです。