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ナイン


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ナイン

今回はマンガのナインを紹介したいと思います。

私はあだち充先生の作品が昔から好きです。

世間的には登場キャラの絵やストーリーがワンパターンみたいな言われ方をする事もありますが、私は逆にワンパターンともいえる所や読みやすいところが好きです。

最近のマンガは話や設定が複雑で文字が多かったり、絵の表現も物凄く複雑な描写が多かったりで、(私は単行本派なんですが)一巻読むのに物凄く気合い入れないと読めなかったりします。

そういう作品の後にあだち充先生の作品を読むと本当に安心します。(歳なので)

読んだ当時の思い出

ナインを最初に読んだのは確か小学校4年くらいの時だったと思います。

この当時の私のマンガ遍歴を紹介しますと、初めてマンガを買って初めて全巻コンプリートしたのは「あしたのジョー」でこれが小学校低学年の時です。アニメからですが今思うと随分マセタ子供だったなあと。

次に同じボクシングマンガの「がんばれ元気」にいって、その後で幼年誌のコロコロやボンボンに載っていた「ゲームセンターあらし」や「プラモ狂四郎」とかを買ってたりしました。余談ですがゲームセンターあらしプラモ狂四郎は途中で読むの止めてしまいました。やっぱり幼年誌向けのマンガは年齢上がると読まなくなるものですね。最終回知りたいので、この歳になって改めて読みたいとは思いますが。

ナインは確かゲームセンターあらしのちょっと後くらいに出会ったかなという記憶です。

ナインも出会いはアニメからで当時TVでやっていたアニメを観て面白いと思ってマンガを買って読みました。

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スポ根未満の野球マンガ

あだち充先生の作品といえば、スポーツに恋愛を絡める作品が多いですが、ナインも同じです。

ただしナイン以降の作品はどちらかというとスポーツ>恋愛といった感じでスポーツ部分がメインで、熱血は薄いけどスポ根と言って良い作品が多いですが、ナインに関してはスポーツ<恋愛・コメディという感じでどちらかと言うとラブコメ青春物といった感じです。

そんな感じなので野球の試合シーンでは白熱した試合展開といった事はほとんどなく、野球シーンはどちらかというと気を抜いて読む事ができます。

ナインはむしろ恋愛の部分に気合いが入ります。

恋愛の部分は結構複雑で主人公の新見克也を中心に幾つかの三角関係が展開され一つ一つ解消されて物語が進んでいくといった感じです。

あだち充先生の得意なパターンですね。

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ナインの青春描写に憧れた

ナインを読んだのは小学生時代でしたが、同じく小学生時代に読んだあしたのジョーやがんばれ元気には憧れませんでしたが、ナインに関しては描かれている全てに憧れを抱きました。

(一応ジョーや元気の「明日のためにその1」とか「走っている電車の中を見る」とかはやりましたが)

まず主人公の新見克也に憧れました。

克也は中学の陸上短距離で記録を更新し、高校野球でもパーフェクトスチールを成功させる程の俊足です。

今はどうか分かりませんが、私の時代の小学生にとっては足が速いかドッジボールが強ければヒーローになれましたから、足が速くてモテる克也にはめちゃくちゃ憧れましたね。

他にもナインで描かれている恋愛模様はもちろんの事、部活の先輩後輩の関係など高校生活の全てが楽しそうに描かれていたので、高校いったらナインで描かれているような学園生活が待っているんだと小学生ながらに憧れました。

今思うとあだち充先生の描く学園生活に憧れたので、その後沢山出たヤンキーマンガを読んでもヤンキーには憧れなかったのかも。

私が不良にならなかったのはあだち充先生のおかげかも?

アニメも名作

ナインはアニメ化もされています。

アニメは3部作になっていて、所々端折られてはいますが、原作の雰囲気を壊さず上手くまとまっていてアニメも面白いです。

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アニメで特に印象的なのは芹澤廣明氏の音楽でオープニング曲、エンディング曲は勿論のこと挿入歌も本当に印象深く記憶に残っています。

特に個人的に好きなのは全作のエンディング曲の真夏のランナー(倉田ver芹澤ver両方)、完結編のオープニング曲のエンドレスサマーに挿入歌のBoys in loveは今でも聴くくらい好きです。


<作曲家35周年記念>芹澤廣明 ANIME GOLDEN HITSTORY

 

あだち充先生の初期の名作ナイン。

学生時代の楽しさと恋心を存分に感じさせてくれる傑作です。

あだち充作品のタッチやH2は読んだ事あるけどナインは未読な方やあだち充作品は読んだ事ないという方も、ナインは全5巻と読みやすい長さですし、あだち充先生の原点的な内容なので是非読んでみては如何でしょうか。